「ボイラー最新でない」NPO指摘
2015年11月11日
関西電力が公表した環境影響評価概要書について、地球温暖化防止へ活動するNPO「気候ネットワーク」(浅岡美恵理事長)は、「環境面からも、手続き面からも、かなり問題があるのではないか」と批判的な見方だ。
同NPOによれば、燃料転換に伴って同社が設置しようとしているボイラーは「超臨界圧(SC)」と呼ばれるタイプで、「現在実用化されている『超々臨界圧(USC)』よりも劣る」と指摘。「現時点における技術的に最新の環境対策を備えたボイラー」を導入すると概要書で記述している同社の説明を問題視する。
「仮にUSCを導入したとしても、最新の天然ガス発電に比べるとCO2排出量は約2倍。国や県、赤穂市の温暖化対策との整合性を検証する必要がある」と指摘する。
また、「従来の環境アセスメントよりもプロセスが簡略化されており、適切に環境影響評価が行われるかどうか疑問が残る」と手続き面にも言及。「石炭は温室効果ガスを大量に排出するだけでなく、PM2・5、水銀等による汚染も心配される。こうした点についても、しっかりと影響を評価する必要がある」と注意を促している。
関連サイト:
【関連記事】関西電力が自主アセス概要公表
同NPOによれば、燃料転換に伴って同社が設置しようとしているボイラーは「超臨界圧(SC)」と呼ばれるタイプで、「現在実用化されている『超々臨界圧(USC)』よりも劣る」と指摘。「現時点における技術的に最新の環境対策を備えたボイラー」を導入すると概要書で記述している同社の説明を問題視する。
「仮にUSCを導入したとしても、最新の天然ガス発電に比べるとCO2排出量は約2倍。国や県、赤穂市の温暖化対策との整合性を検証する必要がある」と指摘する。
また、「従来の環境アセスメントよりもプロセスが簡略化されており、適切に環境影響評価が行われるかどうか疑問が残る」と手続き面にも言及。「石炭は温室効果ガスを大量に排出するだけでなく、PM2・5、水銀等による汚染も心配される。こうした点についても、しっかりと影響を評価する必要がある」と注意を促している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】関西電力が自主アセス概要公表
[ 社会 ]
45歳までは「若者」市ポスター [ 社会 ] 2015年07月01日『最も美しい図書館』41館に選定 [ 社会 ] 2015年07月01日政務活動費、長岡県議は1・8%返還 [ 社会 ] 2015年06月30日赤穂市の夏ボーナスは1・975月分 [ 社会 ] 2015年06月30日警防計画見直しへ実地検証 [ 社会 ] 2015年06月27日7月から「朝型勤務」試行 [ 社会 ] 2015年06月24日燃料転換計画に環境省がアセス要求 「みなとひろば」計画概要まとまる [ 社会 ] 2015年06月20日山口氏の県衆議院支部長に県連「反対」 [ 社会 ] 2015年06月18日駅を愛する会、新会長に大石神社宮司 [ 社会 ] 2015年06月18日要介護者など対象、ごみ戸別収集10月から [ 社会 ] 2015年06月18日通所リハの受け入れ増へ増築 [ 社会 ] 2015年06月17日失敗恐れずに「レッツ、トーク」 [ 社会 ] 2015年06月16日ふるさと納税返礼の特産品を募集 今年も届いた善意の寄付金 [ 社会 ] 2015年06月10日
コメントを書く