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赤穂の学校給食にも事故米含んだ卵焼き

 2008年09月22日 
 新潟県長岡市の食品加工会社「島田化学工業」が事故米から不正に製造した「米でんぷん」が、赤穂市内の学校給食にも使用されていたことがわかり、22日に市が発表した。
 市発表によると、事故米が混入していたのは、▽平成19年2月6日▽同年6月22日▽平成20年2月5日に市内各学校園に提供された「たまごやき」計約1万6200食。
 いずれも食品メーカー「すぐる食品」(東京都目黒区)が調理加工した「関西風手づくり厚焼玉子500」で、島田化学工業が製造した「米でんぷん」がつなぎに使われていた。
 赤穂市立学校給食センターによると、問題の「たまごやき」を1食につき、中学生には1人分約60グラム、小学生以下には同50グラムを配食。これまでに健康被害の報告はないという。また、今年度からは、問題の商品は献立に使われていない。
 同センターは20日の新聞報道で事故米の流通先に取り扱い業者が含まれていることを知り、市教委に報告。22日午前までに納入の時期、量などを確認した。
 市教委は「事故米使用給食材料の使用について」と題した宮本邦夫教育長名の“おわび文書”を22日付けで保護者に配布。「子どもたちの健康に不安がある場合は学校へ連絡してほしい」としている。
 また、豆田正明市長は同日、「事故米と知りながら流通させた業者に強い憤りを感じる。給食の安全性を信じて食べてくれた子どもたち及び保護者に深くお詫び申しあげ、今後は再発防止に努める」などとのコメントを発表した。
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掲載紙面(PDF):
2008年9月27日(1814号) 1面 (8,875,174byte)
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