アロマで介護予防 職員が資格
2016年03月05日
千種の苑で利用者から喜ばれているアロマトリートメント
精油が配合された良質のアロマオイルを皮膚に塗布することで代謝を促すアロマトリートメント。温かな手で皮膚に直接心地良い刺激を与えることで呼吸数や血圧安定などにつながりやすく、精油に含まれた芳香が気持ちを和らげるという。
同施設では「特色のあるサービスを」と職員の発案で昨年7月にプロのインストラクターを施設に招き、10時間にわたる養成講座を受講。手と足に行う手技の基本を習得した。その後も職員同士で練習を重ねてレベルアップ。今年1月からハンド100円、フット200円で利用を受け付けたところ、「足のむくみがなくなった」「夜ぐっすり眠れる」などと予想以上に好評だ。
職員12人のうち半数以上の7人が資格を取得。いずれの日も1人はセラピストが勤務するシフトを組み、施術の希望を受け付ける。来所の度に利用する人も少なくないという。
週1回、フットトリートメントを受けている西有年の田淵芳子さん(86)は「来所の楽しみが一つ増えた」とにっこり。土田(とだ)笑子さん(83)は「身体が軽くなりました」と効果を喜ぶ。
養成講座で講師を務めた「アロマモモカ」のインストラクター、三宅智昭さん(43)=揖保郡太子町=は「日頃から利用者と接している職員がマンツーマンで対話しながら施術するところにメリットがある。互いの信頼感や親近感が増し、施設全体の満足度向上につながる」と話す。
同僚と相談して資格取得を提案した生活相談員兼介護員の下谷由起子さん(34)は「利用者の方々が喜ぶお顔を見ると、やって良かったと思います。これからも施術を通してコミュニケーションを図っていきたいです」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2016年3月5日(2176号) 1面 (12,052,288byte)
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コメント
素晴らしいです(ゝω・)
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投稿:chi 2016年03月05日コメントを書く