「産廃処分場反対」署名添えて嘆願
2016年05月10日
西有年自治会員の署名を添えて嘆願書を明石市長へ手渡す田渕和彦会長(左)
建設を計画している「東洋開発工業所」(大阪府豊能郡)が作成した資料によると、予定地は千種川水系・梨ヶ原川の源流域に当たり、全体事業面積は21・8ヘクタール。廃棄物処理大手の「大栄環境」(同府和泉市)が、がれき類、金属くず、汚泥など13品目を持ち込み、20年間で302万立方メートルを埋め立てるというもの。
同自治会は嘆願書で、産廃の有害物質による千種川の水質汚染を懸念し、「私たちの健康や生命を脅かす大きな問題」と憂慮。建設に断固反対する意思を示した上で、市長に対し、「建設許可申請が出されたときは、県知事に対し許可しないよう強く申し出て」と要望した。
この日は役員をはじめ14人で市役所を訪問。口々に計画への不安を訴えた。対応した明石元秀市長は「みなさんの気持ちは十分理解できる。自分自身のこととして重く受け止めたい。すばらしい環境を次の世代へ引き継ぐことが我々の責務と思っている」などと語った。
同計画をめぐり、事業者は平成22年に県条例に基づく手続きへ向けた「事前協議書」を提出したものの、「内容が不十分」として県が返戻。その後は関係住民の理解を得ることに重点を置いて説得工作を行っているとみられる。
今年2月ごろから西有年自治会の役員へのアプローチが始まり、同自治会は集落単位で勉強会を開催。住民間で計画を問題視する声が高まったことから署名運動に発展した。
田渕会長は「住民の思いを市長に直接届けることができた。赤穂市全体に関わる問題なので、もっと多くの市民に関心を持ってほしい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年5月14日(2184号) 1面 (11,393,069byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
関孝行さんに神社本庁から功績表彰 [ 社会 ] 2020年10月29日《西有年産廃》県への回答時期 赤穂市は「未定」 濃厚接触者の20代男性が感染 [ 社会 ] 2020年10月28日赤穂署員2人に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2020年10月28日《西有年産廃》上郡町が第2回有識者会議 《西有年産廃》上郡の住民団体 住民投票条例を直接請求 赤穂高校の関係者に陽性判明 26日は臨時休校 [ 社会 ] 2020年10月26日赤穂健福事務所管内で3人感染 [ 社会 ] 2020年10月26日濃厚接触者の60代女性が感染 [ 社会 ] 2020年10月24日電光表示で安全運転呼び掛け [ 社会 ] 2020年10月23日赤穂健福事務所管内で受診の10代男性陽性 [ 社会 ] 2020年10月22日40代男性2人が感染 いずれも濃厚接触者 [ 社会 ] 2020年10月21日赤穂署員1人がコロナに感染 [ 社会 ] 2020年10月20日赤穂高の募集定員 21年度は40人減 [ 社会 ] 2020年10月20日2人感染 いずれも濃厚接触者 [ 社会 ] 2020年10月19日
コメント
私が行った時は、既に店からの貼り紙がありましたが。
例え良いことをしようとしていても、こんな迷惑なことをされると、応援する気持ちがなくなります。
逆効果です。
どなたかがやったのかはわかりませんが、見ていて気持ちのいいものではありませんでした。
0 1
投稿:尾崎人 2016年05月12日0 0
投稿:リーダーシップ 2016年05月12日コメントを書く