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“稲の赤ちゃん”やさしく植えて

 2016年06月05日 
田植えを体験する坂越小の子どもたち
 坂越小学校の1・2年生児童約40人が4日、校区内の水田で田植えを体験。手足を泥だらけにしながら米作りの一端を経験した。
 「お米ができるまでの流れを知り、食べ物を大切にする心を育てよう」と今年で3回目。田端自治会(鎌田正彰会長)の大人たちが準備と指導を協力した。
 「稲の赤ちゃんやから、やさしく植えたげてー」。子どもたちは苗のかたまりをほぐして2〜3本を取り出し、目印のロープに沿って手植えした。
 ぬかるみから足が抜けずに尻もちをついた1年生の中嶋望愛さん(6)は「ベトベトになっちゃったけど楽しかった」。2年生の中谷太一君(8)は「去年よりも上手に植えた」とうれしそうだった。
 この日植えたのは、もち米種のハリマモチで、秋に収穫して全校でもちつき大会を行う予定。自宅近くの水田10アールを提供した高野の山本薫さん(80)は「子どもたちがお米のありがたさを感じるきっかけになれば」と見守っていた。
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掲載紙面(PDF):
2016年6月11日(2188号) 4面 (10,449,415byte)
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