大津の新幹線保守基地 今月着工へ
2016年09月09日
JR西日本は山陽新幹線帆坂保守基地の新設工事を今月下旬に大津で着工する。工期は平成33年3月まで約4年半を予定している。
保守基地は線路や設備の点検用車両を待機、保管するための施設。基地と基地の間が短いほど点検場所までの移動に要する時間のロスを低減できるため、既存の基地がある姫路と岡山の中間点に近い場所で同社が用地取得した。
計画によると、予定地は山陽新幹線の線路と県道96号に挟まれた約2万6000平方メートル。盛土や擁壁などで整備した上で引き込み線路や道路を敷設し、業務に必要な倉庫やクレーンなどを設置する。基地の建設に伴い、予定地を蛇行する大津川を約230メートルの区間にわたり最大約50メートル付け替える。
「赤穂市生活環境の保全に関する条例」に基づき2日に開かれた地元説明会では、同社と施工業者が計画概要を説明。参加した住民からは、農業用水への影響や交通安全などに対策を講じるよう要望が出た。同社は「できるだけご迷惑の掛からないように配慮して工事を実施したい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2016年9月10日(2199号) 3面 (14,362,739byte)
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保守基地は線路や設備の点検用車両を待機、保管するための施設。基地と基地の間が短いほど点検場所までの移動に要する時間のロスを低減できるため、既存の基地がある姫路と岡山の中間点に近い場所で同社が用地取得した。
計画によると、予定地は山陽新幹線の線路と県道96号に挟まれた約2万6000平方メートル。盛土や擁壁などで整備した上で引き込み線路や道路を敷設し、業務に必要な倉庫やクレーンなどを設置する。基地の建設に伴い、予定地を蛇行する大津川を約230メートルの区間にわたり最大約50メートル付け替える。
「赤穂市生活環境の保全に関する条例」に基づき2日に開かれた地元説明会では、同社と施工業者が計画概要を説明。参加した住民からは、農業用水への影響や交通安全などに対策を講じるよう要望が出た。同社は「できるだけご迷惑の掛からないように配慮して工事を実施したい」と話している。
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