タイトル戦へ 王者の挑発にも動じず
2016年12月30日
決戦を翌日に控えた挑戦者の小國以載選手とチャンピオンのジョナタン・グスマン選手
「挑戦者に幸運を」と余裕を見せたチャンピオンの挑発に、小國選手は「僕はめちゃくちゃ運があると思ってる」と笑顔で受け流し、「このチャンスをものにしたい」と必勝を誓った。
京都市内のホテルで行われた調印式には報道陣約50人が詰めかけた。プロ7年目で念願の世界初挑戦を迎えた小國選手=IBF同級5位、18勝(7KO)1敗1分け=は、「試合前の取材でこんなにたくさんの人が集まるのは初めて」と、やや緊張した口ぶり。22勝22KO無敗の王者について問われると、「正直、怖さもあるが、必ず勝ちたい」と口元を引き締めた。
減量は順調で、食事の量を減らす必要もなかったという。体重は予定通りリミットぴったりの55・3キロ。精悍な表情と肌つやから仕上がりの良さがうかがえた。本人も「ベストのパフォーマンスが出せる状態」と話し、申し分のない準備が出来たといえる。
一方、日本人ボクサーを倒して王座を獲得した今年7月以来5か月ぶりに来日したチャンピオンは「再び日本で試合ができることがうれしい。勝利するのが私であることは間違いない」と淡々と抱負を語った。計量を55・2キロでクリアすると、握りしめた両拳を大きく上げて好調をアピール。首筋や腕、背中に隆起した筋肉がスピードとパワーを感じさせた。
調印式では、試合で使用するグローブについて異常がないか小國陣営が確認を求め、コミッショナーが急きょグローブの重量を測定する一幕もあった。グスマン選手は「グローブを負けた理由にするつもりかも知れないが、そうした言い訳が出来ない形で勝利する」と事実上のKO宣言を口にした。
小國選手は「みんな僕が負けると思っているけれど、その方が気が楽。見とけよって感じ」とニヤリ。アマチュア時代を含めて13年に及ぶボクシング歴を「明日勝ってこそ、報われるのかな」と振り返った。すべての思いを明日のリングにぶつける。
試合の様子は「史上最大の限界バトル KYOKUGEN2016」(TBS系、31日午後6時〜11時35分)の中で放送される。
<前の記事 |
[ スポーツ ]
全中陸上に坂越・桶口陽祐君と赤穂・川畠蓮生君 [ スポーツ ] 2024年07月25日「たくさんボールで遊んで」アルビオンがサッカー教室 全国大会へ計5選手 躍進目覚ましい関福大の体育会クラブ [ スポーツ ] 2024年06月07日全国高段者柔道で技術優秀賞 2年連続5度目 [ スポーツ ] 2024年05月23日「基礎を大切に」バレーボールクリニック 弓で矢を射る体験いかが 19日「弓道フェス」 友道師がジャスティンミラノで皐月賞V 15年ぶり2勝目 [ スポーツ ] 2024年04月14日恩師と目指す完全燃焼 再起懸けるスイマー [ スポーツ ] 2024年04月13日全日本ベンチプレス女子47キロ級 24度目V [ スポーツ ] 2024年04月13日空手道の全国高校選抜 女子団体形5位 [ スポーツ ] 2024年04月05日赤穂弓友会3月例射会 男子は若林さん、女子は吉田さんが優勝 [ スポーツ ] 2024年03月17日走って焼き牡蠣 赤穂かきリレーマラソンに440人 [ スポーツ ] 2024年02月26日赤穂弓友会2月例射会の結果 [ スポーツ ] 2024年02月19日「強く、大きく、美しく」関福大ゴルフ部が始動 [ スポーツ ] 2024年02月17日赤穂を本拠地に全国目指すYBSホールディングス硬式野球部 [ スポーツ ] 2024年02月16日
コメントを書く