「倒壊危険」の空き家 市内に64戸
2017年03月11日
各地区の老朽度・危険度ランク別 空き家戸数
今回の調査は、平成24年度の調査で把握済みの空き家959戸に加え、水道を長期間使用していない建築物を足した2198戸を対象に行った。昨年10月から約3か月間かけて市委託の調査員が現地確認。実際は人が住んでいた家屋や、すでに解体・撤去されて更地になっていたものなどを除き、1258戸が空き家と確認できた。市内の家屋件数3万906戸に対する空き家率は4・1%。地区別では御崎(5・7%)、西部(5・4%)、坂越(5・4%)の順に高く、城西(2・6%)が最も低かった。
調査では建物の傾きや外壁のひび割れ、屋根の状況などもチェックし、老朽度と危険度を4段階で判定した。
その結果、▽Aランク(小規模修繕で再利用可)=252戸▽Bランク(損傷があるが当面の危険性はない)=394戸▽Cランク(すぐに倒壊の危険はないが損傷が激しい)=548戸▽Dランク(倒壊の危険が切迫)=64戸と分類された。
市は調査結果を平成29年度中に策定する空き家対策推進計画の基礎資料に役立てる。Dランクの建築物については、できるだけ速やかに個別確認を行い、周辺の建物や道路などへ及ぼす危険性があるなど必要に応じて応急処置やバリケード設置といった対処をとる予定。地域住民と情報を共有し、空き家管理条例に基づいて対応を進める。
また、所有者情報が抽出できた空き家1044戸を対象に市が郵送で行ったアンケート調査では648戸から回答を得た。
アンケート集計から、所有者の74%が60歳以上で、6割以上が新耐震基準が導入される昭和56年以前に建てられたことがわかった。
空き家になったきっかけで最も多かったのが「居住者が死亡したため」で全体の3分の1を占めた。使われなくなって10年以上経過した建物の割合は63%に上った。
空き家の今後の活用予定については、「売却したい」が最も多く27%。「将来居住するつもり」が10%、「賃貸として活用」が5%で、「解体・除去」は13%だった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年3月11日(2223号) 1面 (16,599,915byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
下水施設のポンプ故障 更新工事が異例の停滞 [ 社会 ] 2022年05月21日赤穂管内居住の新規陽性者12人(5月20日) [ 社会 ] 2022年05月20日「生徒の満足度向上が大事」赤穂高・大角謙二校長 [ 社会 ] 2022年05月20日赤穂管内居住の新規陽性者9人(5月19日) [ 社会 ] 2022年05月19日実例踏まえ産廃処分場の環境影響学ぶ [ 社会 ] 2022年05月19日商工会議所青年部 新会長に小野田道子氏 赤穂管内居住の新規陽性者12人(5月18日) [ 社会 ] 2022年05月18日赤穂管内居住の新規陽性者18人(5月17日) [ 社会 ] 2022年05月17日赤穂管内居住の新規陽性者17人(5月16日) [ 社会 ] 2022年05月16日赤穂管内居住の新規陽性者7人(5月15日) [ 社会 ] 2022年05月15日市民病院 経営改善検証委のメンバー決定 [ 社会 ] 2022年05月15日赤穂管内居住の新規陽性者14人(5月14日) [ 社会 ] 2022年05月14日赤穂管内居住の新規陽性者9人(5月13日) [ 社会 ] 2022年05月13日赤穂管内居住の新規陽性者7人(5月12日) [ 社会 ] 2022年05月12日「産廃処分場建設反対」議員連盟が駅でPR [ 社会 ] 2022年05月12日
コメントを書く