坂越小渡り廊下棟「大規模地震で倒壊の危険性」
2017年03月30日
旧耐震基準で建てられた大規模施設に耐震診断を義務付けた改正耐震改修促進法に基づき、兵庫県などは29日、対象建築物の耐震診断結果を公表。赤穂市内では対象10施設のうち、坂越小学校の渡り廊下棟が震度6強以上の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」とされた。市教委は今年6月に同棟の耐震改修に着工し、10月までに完了する計画を立てている。
市教委総務課によると、坂越小の渡り廊下棟は昭和37年築で鉄筋コンクリート造、延床面積約164平方メートル。耐震診断の結果、建物の強度などが安全性基準を下回り、「大規模(震度6強から7に達する程度)の地震の振動及び衝撃で倒壊し、または崩壊する危険性」について「高い」「ある」「低い」の3段階のうち「高い」と診断された。県は「震度5強程度の中規模地震では損傷が生ずるおそれは少なく、倒壊するおそれはない」としており、市教委は耐震改修に着工するまでの間、引き続き同棟の使用を認める。
改正耐震改修促進法は、旧耐震基準だった昭和56年5月末以前に着工した病院や学校、ホテルなど不特定多数の人が利用する建築物で一定規模以上のものを「要緊急安全確認大規模建築物」とし、平成27年末までに耐震診断を実施して所管行政庁へ結果を報告するよう所有者に義務付けた。
赤穂市内の「要緊急安全確認大規模建築物」は坂越小の他に、▽赤穂市民総合体育館▽赤穂市民会館▽赤穂市庁舎▽赤穂小学校▽御崎小学校▽赤穂東中学校▽赤穂中学校▽赤穂西中学校▽赤穂特別支援学校。坂越小以外の9施設は「低い」と診断された。
掲載紙面(PDF):
2017年4月1日(2226号) 1面 (12,464,295byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市教委総務課によると、坂越小の渡り廊下棟は昭和37年築で鉄筋コンクリート造、延床面積約164平方メートル。耐震診断の結果、建物の強度などが安全性基準を下回り、「大規模(震度6強から7に達する程度)の地震の振動及び衝撃で倒壊し、または崩壊する危険性」について「高い」「ある」「低い」の3段階のうち「高い」と診断された。県は「震度5強程度の中規模地震では損傷が生ずるおそれは少なく、倒壊するおそれはない」としており、市教委は耐震改修に着工するまでの間、引き続き同棟の使用を認める。
改正耐震改修促進法は、旧耐震基準だった昭和56年5月末以前に着工した病院や学校、ホテルなど不特定多数の人が利用する建築物で一定規模以上のものを「要緊急安全確認大規模建築物」とし、平成27年末までに耐震診断を実施して所管行政庁へ結果を報告するよう所有者に義務付けた。
赤穂市内の「要緊急安全確認大規模建築物」は坂越小の他に、▽赤穂市民総合体育館▽赤穂市民会館▽赤穂市庁舎▽赤穂小学校▽御崎小学校▽赤穂東中学校▽赤穂中学校▽赤穂西中学校▽赤穂特別支援学校。坂越小以外の9施設は「低い」と診断された。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年4月1日(2226号) 1面 (12,464,295byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
下水道使用料 2009年度以来の値上げへ改定率協議 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及 [ 社会 ] 2024年02月24日「100%の演技のため120%の準備」市児童合唱団の定演 来月3日 雄鷹台山に登山ルート看板 [ 社会 ] 2024年02月22日「産廃処分場建設反対」住民団体がアピール行進 [ 社会 ] 2024年02月21日大規模災害想定しボランティアセンター開設訓練 綿栽培通して「人間サイズのまちづくり」兵庫県から奨励賞 赤穂署管内の刑法犯「乗り物盗」が3割 救急出動 前年から12%増 2年連続過去最多 [ 社会 ] 2024年02月17日第40回赤穂民報習字紙上展の入賞者 第48回赤穂市小学生陸上の結果 文化祭バザー収益を子ども食堂に寄付 赤穂高生徒会 元市民病院脳外科医 転職先でも医療トラブル 透析治療せず患者死亡か [ 社会 ] 2024年02月10日2023年度スポーツ少年団功労者・優良団員 断水続く石川県穴水町へ給水車を災害派遣 [ 社会 ] 2024年02月08日
コメントを書く