自治会連合会長・沖知道氏インタビュー
2017年08月26日
そのためには、自治会がどういった活動をしているのかを知ってもらう必要があると思います。特に自治会の会計は、どのように使われたのかつまびらかにする責任がある。そうしないと、活動自体に信頼や理解を得られにくいのではないでしょうか。お金の使い途も、活動内容も目に見えることが自治会活動に気持ちよく参加してもらえることにつながるのではないかと思います。
今後、自治会活動が活発になるかどうかは女性の力によるところが大きいと思っています。赤穂市の「男女共同参画プラン」は平成35年度までに「自治会長に占める女性の割合を10%にする」という目標を設定しています。現在、女性自治会長は96自治会ある中で一人だけですが、これから増えると期待しています。
災害時に自治会に求められる役割は大きいです。災害直後から復旧・復興まで行政と地域が連携しなければ進みにくい。防災訓練でも行政と地域の連携に重点を置いた内容が必要だと考えます。
赤穂市自治会連合会として産業廃棄物最終処分場の建設に反対する方針は変わりません。シートでくるめば未来永劫安全かというと、そうとは言い切れない。市民の大切な飲料水に関わり、子や孫の世代以降の安心安全な生活基盤を確保する大きな責任が私どもにあると思っています。
なるべく地域格差を作らず、市全体がバランスよく発展していくことが理想です。住みよいまちづくりのあり方を自治会の立場から提言することも考えてみたいと思っています。
▽沖知道(とものり)さん=今年5月に市自治会連合会長に就任。定年まで勤務した製薬会社では研究開発を担当した。「何にでも好奇心をもつ性格」でカメラ、釣り、油絵、古文書解読など多趣味。アマチュア無線は昨年2級に合格した。「朝夕のウオーキングと快眠が健康の秘訣」と話す76歳。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年8月26日(2243号) 3面 (12,989,584byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
2024年春 幼稚園・保育所関係の異動 [ 社会 ] 2024年03月27日故障から3年 加里屋中継ポンプ場 ようやく更新 [ 社会 ] 2024年03月26日周世最終処分場の「閉鎖」市が撤回 新路線の運行開始控え、バスの乗り方教室 [ 社会 ] 2024年03月22日新小1年生にランドセルカバー寄贈 交通安全協会 美化センター焼却炉 予定外の稼働中止 [ 社会 ] 2024年03月16日病院事業管理者に高原秀典氏任命へ [ 社会 ] 2024年03月16日香りでも楽しめる「春めき桜」植樹 [ 社会 ] 2024年03月12日住居侵入の消防係長 停職6か月の懲戒処分 市民病院経営強化プラン 失敗した場合の責任「市長にある」 [ 社会 ] 2024年03月07日患者と家族の拠り所 月例の「がんサロン赤穂」 田中康湧プロが五段に 若手棋戦で優勝も [ 社会 ] 2024年02月29日下水道使用料 2009年度以来の値上げへ改定率協議 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及 [ 社会 ] 2024年02月24日雄鷹台山に登山ルート看板 [ 社会 ] 2024年02月22日
コメントを書く