瑶泉院の心情切々と オリジナルCD完成
2018年04月03日
オリジナル曲「忠義の桜」を発表した山田美和子さん(右)と武田千優さん
「散りゆく定めとくちびる噛みしめ」「ああ美しく散った君の白き姿」など、桜の散りゆくさまに人の世のはかなさを投影した歌詞を切ないメロディーに乗せたバラード曲。4月8日(日)の「春の義士祭」で披露される。
赤穂市の観光PRに役立てようと、インターネットラジオ局「赤穂らじお」が制作した。シンガーソングライター、山田美和子さん(48)=新田=が作詞作曲。昨年8月の公募オーディションで選ばれた武田千優(ちひろ)さん(21)=塩屋=が歌った。同局のホームページ(ミュージックストリート3月号)でも聴くことができる。
「刃傷事件や討ち入りの影で残された女性の思いを想像して歌にしました」と山田さん。5年ほど前の春、桜が舞い散る赤穂城跡を散歩中に歌詞のイメージを思いつき、構想を温めてきたという。
武田さんは高校時代にコーラス部に在籍。現在は市内の洋菓子店で勤務しながら歌手を目指してボイストレーニングを続けている。赤穂城跡にも足を運んで感情を高め、収録に臨んだという。
8日は「春の義士祭」の市中パレードがスタートする赤穂大石神社の拝殿前で正午すぎに着物姿の武田さんが歌を披露。パレード終了時にお城通りでも歌う。今後はラジオ放送のほか各種イベントなどで発信していく。
「瑶泉院さんになりきって気持ちを込めて歌いたい」と武田さん。山田さんは「時代背景は違っても、家族や大切な人を思う気持ちは同じ。若い人にも聴いてほしい」と話している。
<前の記事 |
[ 社会 ]
「平和」念じて沖縄−東京ウオーク [ 社会 ] 2010年03月11日災害と火災のない一年願う [ 社会 ] 2010年03月07日防潮扉の閉鎖に2時間半 [ 社会 ] 2010年03月06日赤穂高全日制は248人出願 [ 社会 ] 2010年03月03日希少種チスジノリ、中学生が研究発表 7日、千種川河川敷で消防出初式 津波に備えて防潮扉を閉鎖 [ 社会 ] 2010年02月28日児童遊園地の約1割「使用中止」 赤穂精華園が「お菓子の甲子園」出場 [ 社会 ] 2010年02月20日思い込めた“ことば”一冊に [ 社会 ] 2010年02月13日生徒が新制服をプロデュース [ 社会 ] 2010年02月11日“50年前の商店街”でお買い物 シカから田畑守る柵 延長32キロ整備へ [ 社会 ] 2010年02月06日策定済みなのに「未着手」と回答 避難勧告基準 [ 社会 ] 2010年02月06日命日に義士の遺徳偲ぶ [ 社会 ] 2010年02月04日
コメントを書く