赤穂ゆかりの画家たちの美の系譜展
2018年07月21日
赤穂市立美術工芸館で特集展示が開かれる田中繁雄さんと作品
子どものころから絵を描くのが好きだった田中さんは昭和25年に赤穂ゆかりの洋画家、林鶴雄(1907―90)が主宰する爽林会に入会。旧国鉄に勤務するかたわら29歳で第1回赤穂市市民美術展の市長賞に輝くなど多くのコンクールで入賞を飾った。中央画壇の一陽会に入会してからは淡路島出身の洋画家、大石可久也(1924―2018)に師事。50歳で退職して画業に専念し、平成4年に「群象の会」、同20年に「赤穂美術家連合会」を設立するなどジャンルを超えた美術振興にも力を注いでいる。
「郷土ゆかりの画家たち〜赤穂ゆかりの画家たちの美の系譜 林鶴雄・大石可久也・田中繁雄」と題した今展では「天狗」「獅子頭」をモチーフにした100号を超える大作や赤穂を描いた風景画など田中さんの作品約30点に加え、林鶴雄と大石可久也の作品も展示。同館は「赤穂に連なる『美の系譜』の一つをぜひ堪能してください」と鑑賞を呼び掛けている。
8月27日(月)まで午前9時〜午後5時。火曜休館。入館料200円(小・中学生100円)。8月19日(日)には裏千家流の茶道を指導していた田中さんの亡妻・悦子さんの社中による抹茶の接待(午前10時〜午後4時)がある。TEL42・0520。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年7月21日(2286号) 1面 (7,016,479byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
行燈の明かりに浮かんだ献納俳句 [ 文化・歴史 ] 2014年07月15日伊万里焼をテーマに茶話会 有年牟礼・山田遺跡の調査報告書刊行 [ 文化・歴史 ] 2014年07月12日姫響の演奏会、赤穂出身ピアニスト独奏も 師走の第九合唱へ練習スタート [ 文化・歴史 ] 2014年07月11日棟方志功の処女版画集を展示 [ 文化・歴史 ] 2014年07月11日葛籠、背負子など「昔ばなしと民具」展 [ 文化・歴史 ] 2014年07月04日市美展2014の作品募集要項 大石神社薪能、1日から前売り開始 色絵の美、絵付師・稲田芳雲展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月26日「絵画を楽しむ会」のギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月23日豊かな実り願って早乙女がお田植え [ 文化・歴史 ] 2014年06月22日コンセル・ヌーボ第31回定演 美術工芸作家ら多彩にグループ展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月17日緞通図面の裏打紙に帳簿資料 [ 文化・歴史 ] 2014年06月14日
コメントを書く