忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 商業・経済
  3. 記事詳細

「ご当地サーモン」坂越で養殖チャレンジ

 2018年12月01日 
ご当地ブランドを目指して坂越沖で始まったサーモンの養殖
 近年国内消費量の増加が続いているサーモンを育てて漁業振興につなげようと、坂越の「上田水産」が“ご当地サーモン,,の養殖を開始した。11月28日、沖合いに新設した生けすに幼魚100匹を初めて投入。順調に生長すれば来春には第1号を出荷できるという。
 サーモンは「回転寿司でよく食べるネタ」を尋ねた消費者調査で7年連続1位になるなど需要は増加の一途。食の安全志向の高まりも受け、国産養殖が各地に広まっている。
 兵庫県内でも3年前に「白鷺サーモン」(姫路市家島町)、「淡路島サクラマス」(南あわじ市)といったブランドが誕生。さらに、今年初めには宍粟市山崎町で「トラウトサーモン」(ニジマスの改良種)の養殖に取り組む一般社団法人「遊ファーム」(平野岩夫理事長)が、自家養殖した親魚から採取した卵の孵化に成功し、"純兵庫県産,,の養殖に弾みがついた。
 上田水産は同法人から体長30センチくらいに成長した幼魚を購入。水槽を積んだトラックで輸送し、淡水から海水へ徐々に慣らした上で船で沖合いの生けすへ移した。今のところ、輸送や水温変化による影響は見られず、関係者は「最大の関門と思っていた輸送をクリア出来たのは何より」と喜び、次回の輸送は1000匹単位に量を増やす。
 今後は一日4回の給餌で育て、地元産カキのむき身も与えてみる。数カ月で体長60〜70センチ、重さ2キロを超えるくらいに成長させ、4月から6月ごろにかけて出荷する見込み。塩焼き、ソテーはもちろん、「特に刺身で食べるとおいしい」(平野理事長)といい、上田武司社長(51)は「栄養豊富なカキで育った"オイスターサーモン,,としてブランド化を目指したい」と意気込んでいる。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2018年12月1日(2303号) 1面 (9,390,988byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》「膿出し切る必要」現役医師が提言←病院も経営(12/29)
  • 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及←医局制度(12/29)
  • 《市民病院医療事故多発》医療ミスの脳外科医 業務上過失傷害罪で在宅起訴〜神戸地検姫路支部←不誠実過ぎる(12/29)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警