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ジェスチャーで学ぶ漢字の成り立ち

 2018年12月17日 
漢字の成り立ちを楽しく学んだ漢字ジェスチャー大会
 漢字の基になったかたちを体でポーズをとって学ぶ「漢字ジェスチャー大会」が16日、砂子の正覚寺であり、小学生の親子を中心に約40人が参加。体を動かしながら漢字の成り立ちを楽しく学んだ。
 家族で楽しめる体験型の漢字学習講座として、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所が07年から京都、姫路など各地で開催し、赤穂では今回が初めて。同研究所の漢字教育士、久保裕之さん(53)が講師を務めた。
 漢字は約3500年前の中国で亀の甲羅や動物の骨に刻んだ甲骨文字が原型とされ、青銅器に彫った金文文字、篆書、隷書を経て楷書に変化したといわれている。
 この日は、「人のかたちからできた漢字」をテーマに「大」「立」などの字形がどのように変遷したかを紹介。2人並んで背比べしている様子から生まれた「比」や、背中合わせの姿が基になった「北」などを参加者のジェスチャーで示した。
 「赤穂の『赤』の漢字は、人が火の上を渡って体を清めているところからできました」と久保さん。国語が大好きという小学4年の小林蒼依(あおい)さん(10)=加里屋中洲=は幼なじみの荒嶽美琴(みこと)さん(10)=長池町=と参加。「もっといろんな漢字を勉強して先生みたいな物知りになりたい」と興味が深まった。(写真は漢字の成り立ちを楽しく学んだ漢字ジェスチャー大会)
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