梅原猛氏死去 能「河勝」執筆 赤穂観光大使も
2019年01月14日
秦河勝を詠んだ句碑「ひょんの実に似たるうつぼで流れ着き」の除幕式で大避神社を訪れた梅原猛氏=2006年
立命館大学教授、京都市立芸術大学長、国際日本文化研究センター所長などを歴任し、宗教や古代史、芸能など幅広い視野で日本文化を研究した梅原氏は芸術にも造詣が深く、歌舞伎や狂言の台本を執筆。2006年に「能楽の祖」とされる秦河勝を祭神とする坂越・大避神社を訪れたのをきっかけに新作能「河勝」を創作した。09年に赤穂観光大使に就任。翌年の「河勝」赤穂公演では講演で「忠臣蔵で有名な赤穂に存在するもう一つの隠れた悲劇が河勝。それを広めることができれば私も観光大使として合格点をもらえる」と話し、客席の笑いを誘った。
親交のあった同神社の生浪島堯宮司(75)は「病気療養中と聞いており、近いうちにお見舞いに伺うつもりだった。もう一度、お目にかかりたかった」と話した。「坂越には何度も足を運んでくれた。とても気さくな方。メバルの煮付けや焼き穴子を『おいしい』と言ってお気に入りだった。あの笑顔が忘れられない」と在りし日を偲び、「梅原先生のおかげで河勝や坂越が注目された。感謝したい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年1月19日号(2310号) 1面 (6,606,335byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
MBS音楽コン西日本で尾崎小が優秀賞 農村舞台の歴史を回顧 [ 文化・歴史 ] 2011年12月25日茅野和助の書状、故郷の津山で発見 [ 文化・歴史 ] 2011年12月14日討ち入りで使用、間新六の槍 [ 文化・歴史 ] 2011年12月13日現代美術コンペでグランプリ [ 文化・歴史 ] 2011年12月10日フルートのXマスコンサート [ 文化・歴史 ] 2011年12月10日高齢者大学赤穂西校の書道展 [ 文化・歴史 ] 2011年12月07日本紙主催・第16回習字紙上展の作品募集 男声合唱のコンサート [ 文化・歴史 ] 2011年12月07日考古学の大家が語る松岡秀夫氏 [ 文化・歴史 ] 2011年12月06日義士祭学童書道の入賞者 兵庫県川柳祭、議長賞に2人 [ 文化・歴史 ] 2011年12月05日かるたで楽しく義士学習 文集「かぼちゃ畑」で秋田泰治特集 [ 文化・歴史 ] 2011年12月03日三木友子「かな書展」 [ 文化・歴史 ] 2011年12月02日
コメント
0 0
投稿:東備西播 2019年01月18日コメントを書く