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段ボールでベッド 避難所体験

 2019年03月10日 
子どもから大人まで参加した防災研修会
 災害時に避難所で過ごす場合を想定した体験ワークショップが10日、朝日町の御崎公民館であり、地域住民を中心に約85人が参加。コープこうべの協力で防災食の調理も体験した。
 赤穂防災士の会(金井貴子会長)を講師に体育館で段ボールベッドの組み立てや段ボールを材料にした椅子づくり、ちらしを折って作る紙食器の作り方を教わった。調理室では赤穂コープ委員会が食材を一人分ずつビニール袋に小分けして加熱する防災食の作り方を指導した。
 同会によると、避難先の体育館などで床の上で過ごした場合、低体温症で亡くなったり、ほこりを吸って病気になったりする恐れがある。海外では一般的な簡易ベッドが日本では普及しておらず、段ボールで工夫することが求められるという。
 研修会は御崎地区まちづくり推進協議会が主催した。御崎地区では東日本大震災以降、防災関連の訓練や研修に積極的で、「災害から身を守るには訓練を積み重ねるしかない」と亀井義明会長。組長として初めて参加した元禄橋町の藤原和人さん(61)は「ためになった。次回もできるだけ参加したい」と話した。
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掲載紙面(PDF):
2019年3月16日号(2317号) 4面 (11,079,937byte)
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