「チューブ体操」普及目指して代表就任
2019年04月27日
「チューブ体操を広めたい」と話す渡辺雄次さん
渡辺さんは「赤穂からチューブ体操の良さを発信して、健康づくりの楽しさを広めたい」と意気込んでいる。
チューブ体操は、天然ゴム製のチューブを伸ばしたり引っ張ったりすることで筋力を鍛えるもの。ゴムの太さや長さを変えることでトレーニングの強度を自在に変えられる。
ベンチプレス競技の世界記録保持者で、筋力トレーニング理論に精通する渡辺さんは、関節に余計な負荷をかけずにさまざまな部位の筋力向上が可能なチューブ体操の利点に注目。普及と指導者育成を目的とするNPO法人「日本チューブ体操連盟貯筋倶楽部」の研修を3年前に受けて指導員の認定を取得し、勤務する加里屋のスポーツジム「パワーハウス赤穂」のレッスンプログラムに取り入れた。
「自分の筋力や体調に合った強さで出来るのがいい」「初心者でも取り組みやすい」などと利用者からも好評。チューブ体操の普及に意欲の高い渡辺さんに、同法人を創設した理事長の高橋輝男さん(78)=横浜市=が「自分に代わって団体を引っ張ってほしい」と声を掛けた。
実は、高橋さんは「ミスター高橋」のリングネームでアントニオ猪木らの試合を数々裁いた往年の有名レフェリーで、パワーリフティングの日本ヘビー級初代王者。子どもの頃から大のプロレスファンだった渡辺さんにとって「憧れの人」だったこともあり、「ぜひ、やらせてください」と引き受けたという。
「アスリートの筋力強化から高齢者の介護予防まで、幅広い年齢や目的の運動に活用できるのがチューブ体操のメリット」と渡辺さん。「ダイエットや美しい体のラインづくりにも応用できそう」と新たな動作の考案にもやる気を見せている。
体験会(1回500円)を5月3日(金・祝)午前10時と7日(火)午後7時半にパワーハウス赤穂で開く。Tel45・1116。
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掲載紙面(PDF):
2019年4月27日号(2323号) 1面 (16,796,640byte)
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