日本遺産から「まちの誇り」へ
2019年06月10日
日本遺産1周年を記念して開催された「北前船寄港地坂越浦まつり」の基調講演
初日は同神社境内で式典。約300人が来場し、獅子舞や餅まき、鏡開きで1周年を祝福した。2日目は坂越地区体育館でコンサートを開催し、地元中学生による和太鼓、大阪を拠点とする「日本民謡竹生会」の民謡が披露された。
初日の基調講演では、北前船について詳しい小樽商科大学の高野宏康学術研究員が「北前船の歴史的意義と観光資源化、まちづくりへの活用」と題して講演した。
高野氏は日本遺産について、「歴史文化を観光振興や地域活性に結びつけるもの」と制度の目的を説明。今後の課題として「各地にある北前船寄港地の中で坂越の特徴と意義をどう位置付け、『まちの誇り』としていくか」などを挙げ、「外貨と雇用を獲得できる滞在交流型の観光地となるには、歴史的価値のある文化財の活用が必要。坂越には他にない文化財がある」と地域活性化の展開を呼び掛けた。
主催した「坂越のまち並みを創る会」の門田守弘会長は「日本遺産に認定されただけでは意味がない。市民も行政も一体となって努力する必要があると感じた」と語った。
<前の記事 |
夏休み茶道教室 小1〜中3募集 赤松円心テーマ 歴史教室を開講 「赤穂の色」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2017年05月31日「秦河勝の墳墓」伝承の生島を見学 [ 文化・歴史 ] 2017年05月28日美術協会展が開催 28日まで [ 文化・歴史 ] 2017年05月26日「北前船寄港地」テーマにイベント [ 文化・歴史 ] 2017年05月20日夏の俳句を公募 入選句は行灯に ふれあい囲碁大会 100回に [ 文化・歴史 ] 2017年05月16日土器に触れて古代史学習 赤穂民報主催・第27回習字紙上展の作品募集 米寿記念で趣味の押絵展 [ 文化・歴史 ] 2017年05月13日民画「大津絵」の魅力を紹介 [ 文化・歴史 ] 2017年05月12日忠臣蔵扇子10作目リリース [ 文化・歴史 ] 2017年05月10日書道具「水滴」コレクション展 [ 文化・歴史 ] 2017年05月08日江戸時代の具足や駕籠など寄贈 [ 文化・歴史 ] 2017年05月03日
コメントを書く