坂越の三村武司君 空手道でインターハイへ
2019年07月26日
インターハイへ照準を合わせる三村武司君
地元スポーツ少年団でボランティアコーチを務める父・崇仁さん(42)の影響で空手を始めた。中学生のとき、神戸科技の試合を見て、「かっこいい。自分もここで空手がしたい」と進学先に選んだ。朝6時台の電車で自宅から通学し、放課後の練習以外にも昼休みに階段ダッシュで足腰を鍛えるなど努力してきた。
6月の県総体は強豪・兵庫工との決勝となり、中堅までの3人を終えて1−2の劣勢の中、副将で出番が回ってきた。開始10秒ほどで相手に上段突きで先取を許したものの、「まだ時間は十分にある」と気持ちを落ち着かせ、得意の中段蹴りで逆転勝ち。流れを引き戻した。続く大将戦も神戸科技が勝利を収め、インターハイへの切符を勝ち取った。
「自分が負けたら終わり、というプレッシャーはあったが、開き直って勝負した。中学時代に一度対戦して敗れた相手だったので、勝ててうれしかった」と三村君。全国大会への出場は流派別の大会を除くと自身初めてで、「チームに勢いをつける役割を果たしたい」と意気込んでいる。
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掲載紙面(PDF):
2019年7月27日号(2334号) 4面 (11,568,091byte)
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