内匠頭切腹の地ゆかり「田村銀杏稲荷」再建
2019年12月07日
再建された田村銀杏稲荷と渡邊仁久さん
内匠頭が切腹した田村邸の庭にあったイチョウの大木が関東大震災で焼け、残った切り株の上に稲荷がまつられたのが起源。忠臣蔵ものに出演する役者らがこぞって参拝したという。戦災で焼失した後、渡邊さんが2004年に再建したが、環状2号線の道路工事に伴い、わずか5年で立ち退きを余儀なくされた。
「切腹最中」「義士ようかん」といった忠臣蔵にちなんだ商品で人気の高い渡邊さんの店舗は田村邸跡地にあり、このほど新工場が入る7階建てビルを新築。道路に面した一角にわざわざスペースを取り、田村銀杏稲荷大明神を遷座した。
大正元年創業から3代目の渡邊さんは「うちの店があるのは浅野公や赤穂義士のおかげ。銀杏稲荷を再建したいという念願がかなってうれしい」と喜び、「地域の歴史を語り継ぐことにつながれば」と思いを語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年12月7日号(2350号) 1面 (5,975,120byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
江戸時代の鉄鉋鋳造遺物か [ 文化・歴史 ] 2013年01月08日旧松岡病院 惜しまれつつ解体 [ 文化・歴史 ] 2013年01月07日短歌の花咲き半世紀『とべら』600号 [ 文化・歴史 ] 2013年01月01日江戸中期の『造酒秘伝書』 [ 文化・歴史 ] 2013年01月01日野鳥の魅力、写真と木彫で [ 文化・歴史 ] 2013年01月01日ゆかりの薬師堂に和泉式部伝説の案内板 [ 文化・歴史 ] 2012年12月29日「怒り」の川柳 専用絵馬で受付中 小学校で古典芸能鑑賞会 干支の縁起物を手作り [ 文化・歴史 ] 2012年12月20日懐かしい火鉢や懐炉など展示 [ 文化・歴史 ] 2012年12月15日県川柳祭で2年連続議長賞 第3回忠臣蔵交流囲碁の結果 [ 文化・歴史 ] 2012年12月11日赤穂で10回目「歓喜の歌」 [ 文化・歴史 ] 2012年12月09日大石神社100周年の記念図録 [ 文化・歴史 ] 2012年12月08日床一面の赤穂緞通展
コメント
0 0
投稿:堤 貴恵 2019年12月07日コメントを書く