災害時に役立つポリ袋クッキング
2020年01月18日
親子でポリ袋炊飯を体験した炊き出し訓練
児童らは地震発生を表す非常ベルで自分の頭を守り、運動場へ避難。体育館へ移動して阪神淡路大震災で犠牲になった人たちを悼む黙祷を捧げてから炊き出し訓練を行った。
「ひょうご防災特別推進員」でもある「赤穂防災士の会」の金井貴子会長(59)=三樋町=の監修で、米と水を入れたポリ袋をカセットコンロにかけた鍋で湯煎する炊飯方法を体験。30分ほどで炊き上がり、箱形に折ったちらしの内側にアルミホイルを敷いた紙食器に入れて試食した。
災害時に水道がストップすると、いかに水を節約できるかが重要になる。ポリ袋を使った調理なら、鍋にわかす水は雨水やプールにたまった水でもよく、調理後に鍋を洗う必要もないので清潔な水を温存できる。炊飯と同じ要領で、おかずも一人分ずつ小分けして調理できるため、好みの味付けやアレルギー対応も可能だ。
災害避難所でのボランティア活動経験が豊富な金井さんによれば、被災範囲が広域に及ぶと救援物資が行き渡るまで日数を要し、ましてや温かい食事を口にすることは難しいという。金井さんは、「米と水にカセットコンロとポリ袋、鍋があれば、災害時でも温かいご飯が食べられることを覚えておいてほしい」と備蓄の大切さを話し、「一度家庭で試しておけば、いざというときに落ち着いて行動できる」と体験を呼び掛けている。
ポリ袋炊飯の手順は次のとおり。
(1)ポリ袋に米半合(研がなくてもOK)、水110ccを入れる(柔らかめは120cc、おかゆは150〜200cc)
(2)ぬか臭さをとるために10分ほどしてから袋の口を絞って中の空気を抜き、なるべく上の方で固く結ぶ(結び方が弱いと、鍋の水が袋に入ってしまう)
(3)沸騰した湯に袋をそっと入れて弱火で25分湯煎し、鍋から取り出して10分蒸らして出来上がり
〔オプション〕米と一緒に梅干しを入れて湯煎すれば梅ごはん、乾物や缶詰の具を加えれば炊き込みご飯に。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年1月25日号(2357号) 3面 (8,496,731byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
御崎小児童が「濱鋤き唄」挑戦 ソフトテニス第10回蓼城杯ジュニア大会 第4回定自圏中学野球は上郡がV 赤穂小140周年、校歌を大合唱 [ 子供 ] 2013年11月16日「少年の主張」松本さんに理事長賞 [ 子供 ] 2013年11月11日第12回市小学生リレーカーニバル 第25回忠臣蔵旗少年剣道の結果 第25回市中学学年別テニス 高校教諭が小学校で出前授業 [ 子供 ] 2013年11月09日「大切に育てて」大川のヒマワリ [ 子供 ] 2013年11月03日定自圏交流野球、3年ぶり赤穂開催 体操のU−12全国大会へ出場 いじめ第三者委が最終提言 五輪選手が子どもたちに卓球指導 母親クラブが事例発表
コメントを書く