御崎小児童が「濱鋤き唄」挑戦
2013年11月22日
「民謡の祭典」出演へ向けて真剣に稽古に励む御崎小「楽しい和楽器クラブ」
今春新たに創設された「楽しい和楽器クラブ」。音楽の授業で民謡に興味を持った児童を中心に高学年20人が月2〜3回、邦楽鑑賞や琴、尺八の演奏体験などを楽しんでいる。
2学期からは赤穂民謡同好会「塩華(しおのはな)」を講師に招き、地元ゆかりの「新赤穂濱鋤き唄」の歌唱に取り組む。同好会メンバーが三味線、締太鼓など持参で練習に協力。会主の萬代新一郎さん(71)から発声や音程の取り方を教わっている。
「新赤穂濱鋤き唄」は、塩田で働いた浜男たちが歌った作業唄「赤穂濱鋤き唄」(市無形民俗文化財)に伴奏を加えてアレンジした一曲。「赤穂岬の名残りの松よ」「赤穂よいとこ浅野の城下」など、ふるさとの情景が歌詞に盛り込まれている。「本来なら練習に最低1年はかかる」(萬代さん)という難度の高さにもめげず、子どもたちは休み時間や放課後にも自主練習を重ねてきた。
「民謡の祭典」には有志11人で出演する。6年生の額田伊織さん(12)は「赤穂の良いところを唄にしてあるのが面白い」と歌詞の内容にも興味を持って練習。「赤穂濱鋤き唄保存会」の会長でもある萬代さんは「この子たちの親も知らないかもしれない地元の民謡に、真剣に取り組んでいる姿を見てほしい」と来場を呼びかけている。
「民謡の祭典」は小ホールで午後0時半開演。「塩華」会員を中心に100人を超える民謡愛好者らが出演する。入場無料。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年11月23日(2063号) 4面 (9,308,403byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂城と忠臣蔵 スマホで音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2024年12月14日「育休退園」見直し 教育長「前向きに検討」 GTWF 最速ラップも僅差で決勝逃す 四十七士の和紙人形 赤穂大石神社へ奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年12月07日「大相撲巡業楽しんで」協賛スポンサーが子どもたち招待 義士祭パレード実況担当へ高校生ら特訓中 [ 文化・歴史 ] 2024年12月05日「博士」目指して忠臣蔵検定 40問に挑む [ 文化・歴史 ] 2024年12月02日グランツーリスモ世界一決定戦へ14歳の挑戦 児童ら地域の名所巡る「尾崎ウォークラリー」 後世残したい自然と風景 写真展「わが千種川」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月30日義士祭奉賛学童書道展が開幕 1日まで 赤穂義士・堀部安兵衛の自筆遺書再発見「命がけの覚悟」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月26日少林寺拳法全国大会 中学生男子・組演武で3位 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年 JAXAミッション支援 高校生たちが観測チャレンジ [ 文化・歴史 ] 2024年11月17日
コメントを書く