桃井ミュージアム開館10年で感謝デー
2020年05月23日
桃井ミューアジアム開館10年を記念してプレゼントする盆栽
同館は、雲火焼作家でオーナーの桃井香子さん(77)=御崎=が、祖父と父が社長を務めた桃井製網の旧福利厚生施設を買い取ってリニューアル。2011年5月24日にオープンした。雲火焼を創出した大嶋黄谷(1821―1904)の逸品をはじめ、桃井さんら現代の作家が手掛けた作品を展示し、陶芸体験も実施。雲火焼と並ぶ地元の伝統工芸「赤穂緞通」も紹介するなど、「赤穂の文化遺産を次世代に伝承したい」という桃井さんの思いが詰まった施設となっている。
同館支配人の長棟光亮さん(46)によれば、開館してしばらくは訪れる人が少なく、「一人も来館者のない日もあった」という。県内や播磨ゆかりの芸術や文化を紹介する特別展や企画展を年3〜4回のペースで開き、瀬戸内海を一望できるロケーションを活かした結婚式も受け付けるなどで来館者数は年々増加し、ここ数年は1万人を超えるまでになった。
桃井さんは「10年続けられたのは、みなさんの温かい見守りのおかげです」と感謝。「これからも雲火焼と赤穂緞通が文化遺産として定着するよう運営を継続していきたい」と話している。
開館10年記念として同館とゆかりのある牛窓神社(岡山県瀬戸内市)から提供された盆栽約140点を希望者にプレゼント。1人2点まで(一部は抽選)。TEL56・9933。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年5月23日号(2371号) 1面 (4,330,125byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
川柳赤穂吟社が7周年大会 [ 文化・歴史 ] 2019年09月09日山鹿素行のお話(7)素行先生赤穂への流謫(配流) [ 文化・歴史 ] 2019年09月07日「忠臣蔵」「雲火焼」など歴史遺産講座 農村見つめた2人「森崎伯霊・渡辺うめ」展 [ 文化・歴史 ] 2019年08月31日第31回赤穂民報習字紙上展の入賞者 山鹿素行のお話(6)素行先生による武士道等の教え(その二) [ 文化・歴史 ] 2019年08月24日5月結成の小中学生吹奏楽バンド 29日初公演 赤穂西中吹奏楽部 関西大会も金賞 [ 文化・歴史 ] 2019年08月19日2019赤穂市美術展 5部門で作品募集 楽しく歌って10周年「唱歌の学校」赤穂分校 [ 文化・歴史 ] 2019年08月10日山鹿素行のお話(5)素行先生による武士道等の教え(その一) [ 文化・歴史 ] 2019年08月10日赤穂西中吹奏楽部が創部初の県金賞 関西大会へ [ 文化・歴史 ] 2019年08月09日坂越の風景など描いたパステルと油彩展 [ 文化・歴史 ] 2019年08月07日山鹿素行のお話(4)浅野長直公による赤穂藩での厚遇 [ 文化・歴史 ] 2019年08月03日「歴史作る」目標は創部初の県金賞 [ 文化・歴史 ] 2019年07月31日
コメントを書く