今月８日、刈った草に着けた火が燃え移って民家３棟が全焼した有年横尾の火災で、赤穂署は１７日、住所不定の無職の男（７７）を失火容疑で逮捕した。
　逮捕容疑は８日午前、自宅庭で消火用水を用意するなどの注意義務を怠り、刈草にライターで着火した過失により自宅と隣接する家屋２棟を焼損させるなどしたもの。
　同署によると、男は９日以降、行方がわからなくなり連絡もつかなくなったため、逮捕状を請求。１７日午後７時半ごろ、相生市内のスーパー駐車場に男の車が停まっているのを捜査員が見つけ、車内にいた男の身柄を確保した。
　捜査関係者によると、男は火災で自宅を失った後、親族宅に身を寄せていたが、「ここにはいられない」と家を出たという。

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掲載紙面（PDF）：
2020年6月20日号(2375号) 3面 (10,873,809byte)
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