ふるさと寄付金 金額、件数とも過去最多
2020年06月19日
応援したい自治体に寄付をして税控除と返礼品が受けられる「ふるさと納税」として赤穂市が2008年から導入している「ふるさとづくり寄付金」の2019年度実績がこのほどまとまった。寄付総額は8485万1072円で、過去最多を更新した。
市商工課によると、これまで寄付総額が最も多かったのは、一個人から5000万円の寄付があった18年度の8321万5151円。19年度は最高額が1000万円だったが、寄付件数が18年度の1526件から約2・8倍となる4244件へと大幅に増えた。
件数増の要因として、まず挙げられるのが各自治体の返礼品をまとめたポータルサイトの活用だ。赤穂市は、掲載自治体数が最も多い「ふるさとチョイス」に加え、18年11月から「楽天ふるさと納税」にも登録。19年度の寄付件数では「チョイス」(1797件)と「楽天」(2407件)で全体の99%を占めた。
もう一つの要因として、返礼品の種類が豊富になったことが挙げられる。18年度末時点で64種類だった返礼品は19年度末に101種類、今年度末には145種類に増えた。人気の高い牡蠣、牛肉で返礼品を数回に分けて送るコースが設けられ、返礼品を受け取る側のニーズに適したことも良い影響があったとみられる。
今年度は5月末までの2か月間で568件、838万2000円の寄付があり、前年同期比(206件、353万4000円)を倍以上のペースで上回っている。寄付者が指定できる使途として先月から新たに追加した「新型コロナウイルス対策」にも、すでに10件、61万円の寄付が寄せられた。市は「ご厚意に感謝して有効に活用させていただきたい」と話している。
赤穂市は1万円以上の寄付に対し、3割相当の返礼品を贈呈している(市外在住の個人のみ)。2019年度の返礼品別実績は次のとおり。
▽金額ベース=(1)牡蠣(各社合計)2924万円 (2)モンダミンセット(アース製薬)1459万円 (3)黒毛和牛(山上畜産)570万円
▽件数ベース=(1)牡蠣2363件 (2)モンダミンセット882件 (3)スポーツサプリMagーonジェル(タテホ化学工業)239件
掲載紙面(PDF):
2020年6月20日号(2375号) 4面 (10,873,809byte)
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市商工課によると、これまで寄付総額が最も多かったのは、一個人から5000万円の寄付があった18年度の8321万5151円。19年度は最高額が1000万円だったが、寄付件数が18年度の1526件から約2・8倍となる4244件へと大幅に増えた。
件数増の要因として、まず挙げられるのが各自治体の返礼品をまとめたポータルサイトの活用だ。赤穂市は、掲載自治体数が最も多い「ふるさとチョイス」に加え、18年11月から「楽天ふるさと納税」にも登録。19年度の寄付件数では「チョイス」(1797件)と「楽天」(2407件)で全体の99%を占めた。
もう一つの要因として、返礼品の種類が豊富になったことが挙げられる。18年度末時点で64種類だった返礼品は19年度末に101種類、今年度末には145種類に増えた。人気の高い牡蠣、牛肉で返礼品を数回に分けて送るコースが設けられ、返礼品を受け取る側のニーズに適したことも良い影響があったとみられる。
今年度は5月末までの2か月間で568件、838万2000円の寄付があり、前年同期比(206件、353万4000円)を倍以上のペースで上回っている。寄付者が指定できる使途として先月から新たに追加した「新型コロナウイルス対策」にも、すでに10件、61万円の寄付が寄せられた。市は「ご厚意に感謝して有効に活用させていただきたい」と話している。
赤穂市は1万円以上の寄付に対し、3割相当の返礼品を贈呈している(市外在住の個人のみ)。2019年度の返礼品別実績は次のとおり。
▽金額ベース=(1)牡蠣(各社合計)2924万円 (2)モンダミンセット(アース製薬)1459万円 (3)黒毛和牛(山上畜産)570万円
▽件数ベース=(1)牡蠣2363件 (2)モンダミンセット882件 (3)スポーツサプリMagーonジェル(タテホ化学工業)239件
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