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「受けた恩を倍返し」赤穂高校同窓会長・東野雅弘さん

 2020年09月12日 
赤穂高校同窓会長に就任した東野雅弘さん
 「母校の発展を側面から支えたい。校歌の一節にちなんで『風さわやかに』支援の追い風を起こせれば」
 7年後の2027年に創立100周年を迎える兵庫県立赤穂高校の同窓会長を今年7月、8期16年務めた中村良廣前会長から引き継いだ。
 「赤高にとって大きな一つの区切り。これまでの百年を築いてこられた先人への感謝と未来の繁栄への足掛かりとなる節目にしたい」と抱負を語る。
 少子化と学区再編により学校間の競争は厳しさを増している。「『赤高らしさ』とは何なのか。地域の声を学校へ届けつつ、特色や魅力のある学校づくりを後押ししたい」と関心を寄せる。
 自身は1983年3月卒の35回生。県インターハイ優勝、国体4強など黄金期の剣道部を主将として引っ張った。上仮屋の赤穂城跡本丸から海浜町へ校舎移転した「昭和の城明け渡し」を経験し、旧校舎と現校舎の両方を知る世代だ。
 新聞販売や飲食店経営など3つの会社を経営し、赤穂ロータリークラブの会長も務める。多忙な日々を送るが、「卒業生の一人として受けた恩を倍にしてお返しできるよう、創立100周年へ向けて、みなさんのご協力を得ながら役目を果たしたい」と意気込みを表した。加里屋。55歳。
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掲載紙面(PDF):
2020年9月12日号(2385号) 1面 (5,990,280byte)
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