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市内景気動向 さらに下降も底打ち期待

 2020年09月12日 
 赤穂商工会議所が会員事業所を対象に景況感を聞く景気動向調査の2020年度・第1期(4〜6月)結果がこのほどまとまった。
 売上DIはマイナス109・3で、過去最悪だった前期調査からさらに下降した一方、先行き見通しDIはマイナス62・8で今期から46・5ポイント回復。景気底打ちへの期待がうかがえる。
 調査は建設、製造、不動産・運輸など6産業計120社に、売上動向について「良い」「やや良い」「横ばい」「やや悪い」「悪い」の5段階で質問。良化傾向の割合から悪化傾向の割合を差し引いた数値を算出した。86社から回答があった(回答率71・6%)。
 商議所のまとめでは、前期(2020年1月〜3月)はマイナス74・7だった売上DIは29・8ポイント悪化。産業別では、小売業でマイナス138・5、卸売業でマイナス130・0など厳しい数字となった。調査期間は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令されていた時期と重なり、経済活動が大幅に制限された影響が大きかったとみられる。
 調査では、「今後公共工事がさらに減りそうで不安」(建設業)、「賞与の減少が売上に影響を与えるのでは」(小売業)などと不安の声があったという。
 しかしながら、先行き見通しDIを見ると、サービス業で42・9とプラスに転じた産業も。商議所も「今期が景気の底であってほしい」と願いを込めた。
 産業別の売上DIは次のとおり。かっこ内は先行き見通しDI。
 ▽建設=△78・6(△107・1)
 ▽小売=△138・5(△46・2)
 ▽製造=△90・9(△77・3)
 ▽サービス=△85・7(42・9)
 ▽卸売=△130・0(△80・0)
 ▽不動産・運輸=△114・3(△71・4)
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関連サイト:
【関連記事】バブル崩壊下回り過去最悪 景気動向調査


掲載紙面(PDF):
2020年9月12日号(2385号) 1面 (5,990,280byte)
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