「戦争と平和考えて」原爆ドーム油絵展
2020年10月05日
原爆ドームを描いた作品を中心に作品展を開く馬場清幸さん
被爆時をイメージした作品は赤と黒、黄色で描いた空で爆発のすさまじさを表現。建物内部を下から見上げた構図の作品は廃墟となったドームを通して戦争の冷酷さを訴えているようだ。
馬場さんは昭和22年8月7日生まれで、子どものころから誕生日が来るたびに父から原爆の恐ろしさと平和の大切さについて聞かされたという。出征中に銃弾が左腕を貫通した経験を持つ父の話は重みがあった。
広島に単身赴任中だった59歳のとき、定年後の趣味を見つけようと入門した絵画教室で講師から「何か一つ描き続けられる題材を見つけて」とのアドバイスを受け、原爆ドームを選んだ。
構図を考える基になるのは写真と自分が目にした建物の記憶だという。写真に写っていない部分を確認するため、わざわざ現地へ車を走らせることもある。「二度と世界に原爆が使われないことを心に願い続けて描いています」と思いを語る。
今展では自宅庭の肥後椿を描いた作品などを含め、30号〜6号の計8点を展示。10月29日(木)まで午前10時〜午後4時(金土日休み)。Tel48・7122。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年10月10日号(2388号) 4面 (9,169,319byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
日本遺産写真展 南宮町の関さん「水鏡」が最優秀賞 [ 文化・歴史 ] 2024年03月23日「水辺」テーマに作品展 メイプル写友会 [ 文化・歴史 ] 2024年03月18日姫路市美術展で寶山和久さん市長賞 [ 文化・歴史 ] 2024年03月07日「100%の演技のため120%の準備」市児童合唱団の定演 来月3日 第40回赤穂民報習字紙上展の入賞者 赤穂美術家連合会展 16日から赤穂化成ハーモニーホール 関西福祉大学吹奏楽団の定期演奏会 18日に赤穂化成ホール なぜ塩産地に? 「ブラタモリ」風動画でPRへ [ 文化・歴史 ] 2024年02月10日築150年の三木家住宅「アイデア組み合わせてリノベーションを」 [ 文化・歴史 ] 2024年01月30日赤穂緞通作家の見並なおこさんに「ふるさと文化賞」 師匠に続き受賞 [ 文化・歴史 ] 2024年01月29日鷏和の「国境石」破損 市教委「原因は不明」 折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展 [ 文化・歴史 ] 2024年01月15日坂越地区テーマに「赤穂の魅力再発見講座」 炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵 [ 文化・歴史 ] 2024年01月03日華麗な文様表紙に 赤穂緞通の御朱印帳 [ 文化・歴史 ] 2024年01月02日
コメントを書く