中3で防災士合格 西播磨で最年少
2020年11月18日
防災士資格取得試験に西播磨で歴代最年少で合格した鬼塚鵬光君
小学5年のとき、避難所運営訓練の講師として来校した防災士に会ったことで資格の存在を知った。翌年に父の浩太郎さん(57)が防災士の資格を取得したことに刺激を受け、「自分も挑戦したい」と教本を読んで勉強。初めて受験した昨年は合格できなかったが、今春から父も所属する「赤穂防災士の会」に入会して意識を高め、9月の再受験で念願の合格を勝ち取った。
小2の冬、神戸市中央区の東遊園地であった阪神淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」に家族と参加。モニュメントに氏名が刻まれた震災犠牲者の数の多さに、「たった数秒の揺れで、こんなにたくさんの人が亡くなったなんて」と衝撃を受けた。鎮魂のろうそくを灯した記憶が今も心に強く残っているという。
合格証を手にし、父から「資格は努力すれば取れる。取ってから何をするかが大事」と励まされたという鬼塚君。「もっと基礎を固めて経験を積まないといけないけれど、子どもだからこそ見える視点もあると思う。ツイッターとかSNSを使って、一人でも多くの人の命を救うための発信をしていきたい」と意気込む。「赤穂防災士の会」の金井貴子会長(60)=三樋町=は「しっかりと自分の考えをもっている。若い力で地域の防災リーダーになっていってほしい」とエールを送った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年11月21日号(2393号) 1面 (9,473,567byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
県が高潮対策10年計画 赤穂市内は3か所 尾崎の公園で地中から産廃 造成時に埋立か [ 社会 ] 2020年06月13日定額給付金 申請受理9割超える [ 社会 ] 2020年06月10日2020年度市自治功労者 14人受章 [ 社会 ] 2020年06月08日「つつじ賞」など6個人6団体に決定 プロバスクラブ 岡田会長を再選 [ 社会 ] 2020年06月07日公的支援制度 申請件数が増加 [ 社会 ] 2020年06月06日9割が「定住希望」も将来は悲観 《西有年産廃》事前協議書 赤穂市と上郡町へ送付 [ 社会 ] 2020年06月04日定額給付金 3分の2から申請受理 [ 社会 ] 2020年06月04日市内小中学生「Wi−Fiあり」93・5% テイクアウト利用「増えた」8割超 市医師会長に中村氏を再選 [ 社会 ] 2020年06月03日有年横尾で熊出没 [ 社会 ] 2020年06月02日「みんなに再会うれしい」学校園再開
コメントを書く