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子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現

 2020年12月17日 
最優秀賞の大森璃子さんのデザイン画と、作品を元に再現された「お菓子の家」
 童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する「お菓子の家」をイメージしたデザイン画とクラフト作品の展覧会が中広の赤穂市立図書館で17日から始まった。デザイン画の最優秀作品を本物のお菓子で再現した“リアルお菓子の家”も展示されている。
 子ども虐待防止の「オレンジリボン」運動の一環で赤穂市地域活動連絡協議会と劇団アルティスタが「ひょうご子ども・若者応援団」助成事業として共催。デザイン画、クラフト作品が16点ずつ寄せられた。
 デザイン画の最優秀賞に選ばれたのは、清水町の大森璃子さん(8)=尾崎小2年=の「空とぶお菓子の家」。翼のあるお菓子の家が空に浮かんでいる様子をカラフルに描いた夢のある作品だ。その絵を基に、塩屋の上谷昌吾さん(54)=かみや製菓本舗=をはじめ3人のパティシエが1週間かけて立体化した。
 完成した「お菓子の家」は高さ約45センチ、幅約50センチ。家や木などはクッキーと色を付けた砂糖、海に浮かぶ島はパンケーキ、その他はチョコレートで出来ており、すべて食べられるという。展覧会終了後は原作者にプレゼントされるといい、大森さんは「絵とそっくりでびっくりした。食べたらなくなっちゃうけど、端っこだけ食べようかな」とうれしそうだった。
 展覧会は1階ギャラリーで12月27日(日)まで午前10時〜午後5時。入場無料。来場者にオリジナル缶バッジ進呈(数に限りあり)。
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掲載紙面(PDF):
2020年12月19日号(2397号) 2面 (7,064,754byte)
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