自治会が自主的に防災避難訓練
2021年07月11日
車椅子の高齢者も参加した上高谷自治会の防災避難訓練
同地区は45年前の1976年に発生した台風による洪水で浸水した経験がある。ここ15年、防災避難訓練が行われておらず、「自分たちの地域は自分たちで守ろう」と上高谷自治会(117世帯)が行政や消防団、警察などの協力で実施した。
「大雨で洪水の危険性が高まっている」との想定。コロナ対策で密を避け、4つのグループが時間差で仮の避難先に設定された地区体育館まで徒歩で移動した。事前調査で把握した住民名簿を使い、到着した人を記録した。
45年前に自宅が床上浸水した山本澄子さん(83)は当時避難したJA坂越支店で雨水でインスタントラーメンを作って食べた体験談を話し、「こうした訓練で防災意識を高めるのは良いこと」と語った。ボランティアで受付を手伝った赤穂高校ボランティア部の鎌田珠良(じゅら)副部長(17)は「実際の災害のときは、一度に避難者が集中すると思うのでもっと大変かも」と想像を働かせた。
同自治会では今後、関係機関を交えて独自の防災計画を策定する予定。門田守弘会長(69)は「地区のみんなで助け合いながら災害に強いまちづくりを進めたい」と抱負を話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年7月17日号(2425号) 2面 (9,672,281byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
《西有年産廃》公文書公開請求後に知事発言録を破棄 新年交礼会 一年のスタート祝う 《西有年産廃》「『心配ない』ともっていけるか」知事発言 赤穂JC理事長に寺岡里江子氏 女性初 [ 社会 ] 2019年12月29日民生委員として多年功労 大臣表彰 [ ボランティア ] 2019年12月27日サンタがバイクに乗ってやって来た [ ボランティア ] 2019年12月24日加里屋川連絡協に県くすのき賞 [ 社会 ] 2019年12月24日五輪聖火ランナーに塩屋の大川裕司さん 恋活イベントから成婚第1号カップル誕生 [ 社会 ] 2019年12月16日期末・勤勉手当 総額7億超 [ 社会 ] 2019年12月10日《市公共工事贈収賄》元工務係長を懲戒免職 議員定数検討「今年度中に結論」 [ 社会 ] 2019年12月07日人気シェフ 母校で講演「念ずれば花開く」 「就職氷河期」38人が応募 [ 社会 ] 2019年12月03日夢や目標持てない子ども 家計が影響
コメントを書く