化学品メーカー「ＤＳＬ．ジャパン」（本社・東京都新宿区、川本謙一社長）が加里屋の赤穂工場で進めていた製造ライン増設工事が竣工した。来年春ごろの本格稼働を目指す。

　同社はドイツに本社を持つエボニックジャパンと塩野義製薬の合弁会社。赤穂工場では主にビールのろ過助剤や食品添加剤、歯磨き粉などに使われるシリカ剤を製造しており、アジア地域で７か所ある同社の製造拠点の中で「特殊シリカ製品の製造比率が群を抜いて高い」という。

　平屋建て延床面積約１５００平方メートルの建屋を新設。高機能ゲルタイプシリカの増産に充てる。増設に伴い、社員を若干名増員する予定があるほか、今後の生産量によって協力会社などにも雇用創出が見込まれるという。
　

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掲載紙面（PDF）：
2021年10月23日号(2435号) 3面 (8,724,503byte)
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