パワリフ世界選で6度目の金メダル
2021年11月17日
世界パワーリフティング選手権で6度目の優勝を飾った福島友佳子さん
バーベル3種目の合計重量を競う競技。福島さんはスクワット180・0キロ、ベンチプレス125・0キロ、デッドリフト167・5キロでトータル472・5キロをマーク。2位のポーランド代表に30キロ差をつけて圧勝した。
「ヨーロッパ特有の乾燥した気候で体重が減りすぎた」といい、コンディションはベストではなかった。セコンドとして帯同した夫和文さん(55)のアドバイスで記録を追わず確実に勝利する戦略に変更。それでもトータル、種目別のすべてで50歳代の年代別世界記録を更新し、同階級の第一人者としての貫禄を見せた。
開催地のスタバンゲルは福島さんにとって2006年に初めて世界選手権を制した思い出の地。15年の時を経て再び表彰台の中央に君臨した。「コロナ下で出場すること自体が困難だった中、たくさんの方々の協力で舞台に立たせてもらえたことに本当に感謝しています。結果を出すことができて、ほっとしました」。
今大会の成績によって来年7月にアメリカで開催される4年に一度の「ワールドゲームズ」(オリンピックに採用されていない競技種目の国際大会)の出場資格を獲得した。同大会は競技階級が少なく、一つ上の52キロ級と戦うことになる。福島さんは前回大会を含め2位が2度あり、「メダルを争える力をつけていきたい」と大一番を見据えている。
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2021年11月20日号(2439号) 1面 (6,303,575byte)
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