地域猫活動 クラウドFで支援募集
2022年01月15日
市内で確認された野良猫=同会提供
兵庫県動物愛護センターによると、猫は年に複数回の繁殖期があり、一度に2〜6頭の子猫を出産。生まれた猫は早ければ半年も経たずに繁殖可能となるため、「1頭から1年で80頭まで増える」との試算もある。
これらの猫は栄養失調や病気、交通事故や獣に襲われて命を落とすことも多いほか、糞尿や鳴き声で住民から疎ましく思われるなど、幸せとは言えない過酷な環境で生きている。地域猫活動は、野良猫を捕獲して去勢・避妊手術を行い、元の場所に戻して一代限りの命をまっとうさせ、不幸な猫を生み出す連鎖を食い止める取り組みだ。
同会によると、活動を始めた昨年8月以降、市内で把握した野良猫は確認できただけで130頭。野良猫同士だけでなく中外飼いされている猫とも交配で生まれた猫や、心ない飼い主によって捨てられた猫も含まれる。このうち、12月20日までに67頭を捕獲。まだ野良化していなかった13頭は里親が見つかる可能性があるため保護し、残り54頭を地域猫とした。
野良猫の不妊手術費用を助成する自治体もあり、近隣では姫路市、備前市が助成制度を導入している。しかし、赤穂市にはまだ制度が整備されておらず、捕獲や手術に要した費用は住民や個人ボランティアが善意で負担しているのが現状だ。
寄付は2月15日までCFサイト「キャンプファイヤー」で募集。1口2000円以上で猫のアート作品や赤穂特産の牡蠣などを返礼品として贈る。すでに初期目標の100万円を突破。手数料や返礼品代を除いても約60頭を捕獲・手術できるといい、さらに賛同を募っている。
同会は「行政の助成制度ができるのを待っているうちにも、新たな野良猫が生まれてしまう。不幸な猫を増やさないために協力をお願いします」と呼び掛けている。問い合わせはメール(ako.noraneko.chiikineko@gmail.com)。
<前の記事 |
関連サイト:
■兵庫県赤穂市でこれ以上野良猫を増やさない!私たちのTNR活動を応援してください!(外部サイトへリンク)
掲載紙面(PDF):
2022年1月15日号(2446号) 4面 (10,010,703byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
少林寺拳法赤穂支部の続く善意 [ ボランティア ] 2010年05月06日尾崎が誇るサクラ名所を守りたい [ ボランティア ] 2010年04月29日郵便集配 坂越、有年区も赤穂支店受持に [ 社会 ] 2010年04月29日22年春の叙勲 赤穂から3人 [ 社会 ] 2010年04月29日商議所青年部 会長に矢野氏 [ 社会 ] 2010年04月28日赤相栄養士会 会長に永井氏 [ 社会 ] 2010年04月28日定住自立圏推進 助成活動を募集 風景づくりコンクール 赤穂2団体受賞 [ 社会 ] 2010年04月28日観光振興へ活動費助成 売上金の一部で車いすなど寄贈 [ ボランティア ] 2010年04月26日スポーツで地域の親睦深める 交通ルールを親子で学習 22年度自治功労者に5人 [ 社会 ] 2010年04月23日破産申立てのジオス、赤穂校は継承 [ 社会 ] 2010年04月22日「初心忘れず」新社会人が誓い [ 社会 ] 2010年04月21日
コメント
8 2
投稿:るん 2022年01月20日赤穂の牡蠣が楽しみです。
赤穂が猫が好きな人にも嫌いな人にも住み良い町になるよう願います。
14 1
投稿:愛 2022年01月18日コメントを書く