学生視点で古民家再生イメージ発信
2022年03月19日
坂越地区の古民家再生アイデア発信に取り組むみなさん
動画をスマホで視聴できるQRコードを所有者の了解を得て建物に掲出。「持続可能な古民家再生」への機運を高めたいと考えている。
同大学教育学部児童教育学科2年生22人が「古民家未来プロジェクトin坂越」と題して取り組んだ。昨年5月から地元自治会や住民団体と協議し、空き家3軒をピックアップ。学生たちが外観や間取りの特徴を考慮しつつ利活用の構想を検討し、天井の梁を活かした古民家カフェなどに改修した場合のイメージをパースで表した。
築推定100年を超える古民家を児童館に生まれ変わらせるアイデアを幼児教育コースの10人で考えた成行麻弥さん(20)は「時を経た木材やガラス、土壁、瓦は存在感があり、その風格を至るところに感じた」と坂越の魅力を表現。「街を歩く人たちに構想を見てもらうことで、空き家の未来について関心が高まれば」と願いを話した。
今後は動画を見た人の感想や意見をネットを通じて受け付け、構想に工夫や改善を加えていくとともに対象物件の数を増やすことも視野に入れる。研究を監修する金子美里講師は「古民家を『地域の文化的な財産』として、その価値が見直されれば、所有者の意識にも変化が生まれる。学生にとっては街づくりの未来を考えることは、将来のための貴重な経験となる」と意義を話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年3月19日号(2455号) 1面 (10,554,762byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
震災がれき、受け入れ可能量を再試算 [ 社会 ] 2012年04月14日一人暮らし高齢者に「安心カード」 [ 社会 ] 2012年04月11日期待を胸に入学式 消防殉職者へ哀悼と誓い [ 社会 ] 2012年04月08日ユニチカ坂越が所蔵「化学遺産」 [ 社会 ] 2012年04月07日春の交通安全運動、15日まで [ 社会 ] 2012年04月06日マラソンの人命救助者3人に感謝状 [ 社会 ] 2012年04月04日水道水の放射性物質「不検出」 [ 社会 ] 2012年04月04日南海トラフ地震想定、赤穂は「震度6弱」 [ 社会 ] 2012年04月02日「一緒の日々、忘れないよ」人形供養祭 [ 社会 ] 2012年04月02日イワシと緑茶で認知症予防 [ 社会 ] 2012年03月31日23年度末、教職員異動 [ 社会 ] 2012年03月31日「かき日本一」にノミネート [ 社会 ] 2012年03月31日言葉の壁越えて看護師合格 [ 社会 ] 2012年03月31日24時間体制で防災情報 [ 社会 ] 2012年03月30日
コメントを書く