新給食センター基本計画「設計・建設は民間、調理は直営」
2022年03月26日
赤穂市は、2025年9月の供用開始を目標に新築移転を進める新学校給食センターの基本計画を策定。事業手法の候補として、従来の公設公営方式ではなく、公共が資金調達して民間事業者に設計・建設を一括委託し、調理は直営とする「DB方式」を優先的に位置付けた。
市によると、事業手法の選択肢には公設公営、DBの他にも公設民営、DBO(公共が資金調達し、設計・建設、運営を民間委託)、PFI(資金調達から設計・建設、運営まで民間主導)がある。それぞれの手法についてメリットとデメリットを比較検討した結果、「現在の学校給食センター職員の継続的な雇用やこれまでのノウハウの蓄積を活用した取り組みが可能」などの理由で「DB方式を優先的な事業手法の候補として、計画的に事業を進める」と総合的に評価した。
また、「児童生徒数の減少や学校の統廃合などで調理数や配送校に変更が発生した場合や、地域防災計画に基づく災害時の炊き出しにも、より柔軟に対応できる」(センター)という。
市の試算では、公設公営方式の場合の整備事業費と維持管理・運営費(15年間)を約55億円と概算。DBO方式を採用した場合の財政縮減効果は「5・4%程度」が見込まれるのに対し、DB方式だと「2・1%程度」にとどまるという。
財政縮減効果ではメリットが少なく見込まれるDB方式を選択した理由について、牟礼正稔市長は「財源については一定程度の裏付けが取れている。PFIなども選択肢にはあるが、赤穂市の将来的な財政負担が減少できるかというと必ずしもそうではないとも言われている。将来にわたって安全で安心な学校給食を提供するという観点から選択した」と説明した。
掲載紙面(PDF):
2022年3月26日号(2456号) 1面 (5,624,481byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市によると、事業手法の選択肢には公設公営、DBの他にも公設民営、DBO(公共が資金調達し、設計・建設、運営を民間委託)、PFI(資金調達から設計・建設、運営まで民間主導)がある。それぞれの手法についてメリットとデメリットを比較検討した結果、「現在の学校給食センター職員の継続的な雇用やこれまでのノウハウの蓄積を活用した取り組みが可能」などの理由で「DB方式を優先的な事業手法の候補として、計画的に事業を進める」と総合的に評価した。
また、「児童生徒数の減少や学校の統廃合などで調理数や配送校に変更が発生した場合や、地域防災計画に基づく災害時の炊き出しにも、より柔軟に対応できる」(センター)という。
市の試算では、公設公営方式の場合の整備事業費と維持管理・運営費(15年間)を約55億円と概算。DBO方式を採用した場合の財政縮減効果は「5・4%程度」が見込まれるのに対し、DB方式だと「2・1%程度」にとどまるという。
財政縮減効果ではメリットが少なく見込まれるDB方式を選択した理由について、牟礼正稔市長は「財源については一定程度の裏付けが取れている。PFIなども選択肢にはあるが、赤穂市の将来的な財政負担が減少できるかというと必ずしもそうではないとも言われている。将来にわたって安全で安心な学校給食を提供するという観点から選択した」と説明した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年3月26日号(2456号) 1面 (5,624,481byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
スロープ壁面に子どもたちがアート 《産廃処分場計画》赤穂漁協が「同意」 [ 社会 ] 2013年10月19日21日から「トライやる・ウィーク」 有床医療機関を特別査察 [ 社会 ] 2013年10月18日中1生へタイヤライト寄贈 [ 社会 ] 2013年10月17日国道250号で軽油抜き取り調査 [ 社会 ] 2013年10月16日福浦に産廃最終処分場の計画 [ 社会 ] 2013年10月15日第29代赤穂義士娘が決定 [ 社会 ] 2013年10月14日震災バイオリンを赤穂で演奏 駐在所の勤務員と家族を激励 [ 社会 ] 2013年10月11日窓口は詐欺防止の“最後の砦” [ 社会 ] 2013年10月08日市教育委員長に池本芳文氏 [ 社会 ] 2013年10月08日赤穂でオールロケ、NMBのドラマ [ 社会 ] 2013年10月02日市長給与「1・0%減」答申へ [ 社会 ] 2013年09月30日アイデア豊か、お弁当コンテスト [ 社会 ] 2013年09月28日
コメントを書く