森崎伯霊没後30年「ふたたびの春」親子展
2022年03月31日
森崎伯霊画「青田」
同ミュージアムでは、桃井オーナーが伯霊から絵の手ほどきを受けた縁で6年前に作品展を開催。今回は「ふたたびの春 伯霊親子展」と題し、次男義春さん(故人)の日本画、四男大青(たいせい)さん(68)=姫路市飾磨区=の川柳や短歌とともに展示している。
広がる水田の中ほどに牛を連れた親子を描いた「青田」は伯霊90歳のときの作品。画面から苗をなでる風のさわやかを感じる。農作業の一コマを題材にした「田の草取り」、早朝の蓮畑を描いた「朝涼」、子どもたちが野山を遠足する情景の「緑の季節」など、かつて見られた田園風景をのどかに表現した作品21点が並ぶ。義春さんの作品は採石場のある島を描いた「男鹿島」など4点。大青さんは自筆の掛軸や色紙など19点を出品している。
伯霊と親交のあった故岸野裕人・元姫路市立美術館長からの手紙も展示。また、企画展に合わせて「里山」「清流」をテーマに公募した一行詩コンテストの応募作品101点も会場に掲示し、来場者の投票を受け付けている。
5月16日(月)まで午前9時〜午後4時。火曜休館。鑑賞料500円。Tel56・9933。
4月9日(土)にお茶席「桜野点 海を背に」(1000円)あり。同日午後1時から大青さんと今展開催のきっかけをつくった札幌市在住の詩人、嵩(だけ)文彦さん(84)の講演会を行う。お茶席は5月8日(日)にも開く。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年4月2日号(2457号) 1面 (9,501,397byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「日本一小さな博物館」が70周年 [ 文化・歴史 ] 2020年10月08日お菓子の家テーマ クラフト作品とデザイン画募集 「戦争と平和考えて」原爆ドーム油絵展 [ 文化・歴史 ] 2020年10月05日映像バックに雅楽でクラシック 動画公開へ [ 文化・歴史 ] 2020年10月04日御神体を特別公開 藤樹と蕃山の位牌も 「塩のまち」赤穂巡るハイキング 五感で学ぶ塩活用セミナー ファンタジックな点描の世界〜米谷勝利さん個展 [ 文化・歴史 ] 2020年10月01日赤穂城の情報満載『攻略本』 [ 文化・歴史 ] 2020年09月26日第33回赤穂民報習字紙上展の入賞者 駅ギャラリーで絵手紙グループ展 [ 文化・歴史 ] 2020年09月19日市内最大の山城 住民らルート整備 忠臣蔵カルチャー動画で チャンネル開設 [ 文化・歴史 ] 2020年09月19日中学まで卓球部 練習2か月で東京国際声楽コンへ [ 文化・歴史 ] 2020年09月05日小川真澄さん 13日ソプラノリサイタル
コメントを書く