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《市民病院医療事故多発》ガバナンス検証委が初会合

 2022年06月07日 
 赤穂市民病院で相次いだ医療事故を受け、医療安全のあり方について検証する外部有識者会議の初会合が7日、姫路市内であった。

初会合を開いた「赤穂市民病院ガバナンス検証委員会」


 会議の名称は「赤穂市民病院ガバナンス検証委員会」で大学教授や医療関係者、弁護士の4人で構成。病院の事前発表によれば、「医療事故等のガバナンス面からの検証を行う」ことを目的とし、検証項目として(1)医療安全システム(2)医療安全対策実施要項(3)信頼回復ーを挙げている。

 この日は病院側から高原秀典院長ら約10人が出席した。会議の冒頭、寺谷進・病院事業管理者が「令和元年度に発生した複数の医療事故は皆様方に大変ご心配をおかけしている。当院の医療安全推進体制を検証いただき、医療安全システム全体の充実強化に取り組んでいくことで病院の信頼回復につなげたい」とあいさつ。その後は「自由闊達な議論のため」として非公開とし、約2時間話し合った。


 一連の医療事故に関する検証について、牟礼正稔市長は今年3月の市議会本会議で「外部有識者による委員会を設置して事故等の検証を行い、市民の信頼回復に努めたい」と答弁したが、病院は検証の範囲や方法などについて「病院が主導するのではなく、委員会に委ねる」(医療課)といい、どこまで踏み込んだ検証が行われるのか不明。議事録を公開するのかどうかも明らかになっておらず、病院が目指す「市民の信頼回復」につながるかどうかは今のところ不透明だ。

 委員長に選任された有田伸弘・関西福祉大学教授は会議後、「赤穂市民病院の再生のために頑張る」とだけコメントした。

 検証委のメンバーは次のとおり。敬称略。

▽有田伸弘(関西福祉大学教授)
▽菅原誠(公立宍粟総合病院副院長兼事務部長)
▽長嶋達也(公益財団法人兵庫県健康財団理事長・兵庫県立こども病院名誉院長)
▽羽田由可(H&S法律事務所弁護士)
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掲載紙面(PDF):
2022年6月11日号(2465号) 2面 (12,599,577byte)
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[ 社会 ]


コメント

僕の頭が悪いのか?何回読んでも何を検証するのかわかりません。牟礼市長は「外部有識者による…事故等の検証を…」と答弁したが、病院は検証の範囲や方法は「委員会に委ねる」?いやいや、病院のトップでもある牟礼市長がやると明言したからには事故の検証もして当たり前なんでは?と思いました。ガバナンス検証委員会…意味不明。

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投稿:K 2022年06月08日

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