市民病院2021年度決算見込み 17年ぶり黒字見通し
2022年06月24日
慢性的な財政難が課題となっている赤穂市民病院の2021年度決算見込みが17年ぶりに黒字となる見通しであることが23日の市議会定例会で明らかになった。
一般質問での寺谷進・病院事業管理者の答弁によると、21年度は入院、外来とも診療単価が上昇。入院収益で約2億2000万円、患者数も増加した外来収益で約3億1000万円の増収となり、合計で約5億3000万円の増収が見込まれるという。
支出を差し引いた収支について、寺谷氏は「一般会計繰出金や(新型コロナ)休床補償など関連補助金の収入もあり、約4億8000万円の黒字決算となる見込み」との見通しを示した。
また、今年度の目標として掲げる経営改善額3億5500万円についても「達成できるものと考えている」と自信を示した一方、「コロナの終息も未だ不透明なことから、引き続き患者数、収益の確保に一層努めていく」と気を引き締めた。
同病院は2005年度以降、16年連続で赤字を計上。20年度の純損失は10億3500万円に上り、資金不足比率は起債発行に総務省の許可が必要となる10%を超えた。一時借入金の残高は20億円に達し、外部有識者による経営検討委員会がまとめた経営改善策をベースに現行の経営形態を維持した財政再建に今年度から取り組んでいる。
関連サイト:
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掲載紙面(PDF):
2022年6月25日号(2467号) 1面 (6,786,535byte)
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17年ぶりの黒字決算となる見込みの赤穂市民病院
一般質問での寺谷進・病院事業管理者の答弁によると、21年度は入院、外来とも診療単価が上昇。入院収益で約2億2000万円、患者数も増加した外来収益で約3億1000万円の増収となり、合計で約5億3000万円の増収が見込まれるという。
支出を差し引いた収支について、寺谷氏は「一般会計繰出金や(新型コロナ)休床補償など関連補助金の収入もあり、約4億8000万円の黒字決算となる見込み」との見通しを示した。
また、今年度の目標として掲げる経営改善額3億5500万円についても「達成できるものと考えている」と自信を示した一方、「コロナの終息も未だ不透明なことから、引き続き患者数、収益の確保に一層努めていく」と気を引き締めた。
同病院は2005年度以降、16年連続で赤字を計上。20年度の純損失は10億3500万円に上り、資金不足比率は起債発行に総務省の許可が必要となる10%を超えた。一時借入金の残高は20億円に達し、外部有識者による経営検討委員会がまとめた経営改善策をベースに現行の経営形態を維持した財政再建に今年度から取り組んでいる。
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投稿:赤穂君 2022年06月24日コメントを書く