足と靴のトラブル「整形靴」で改善
2022年07月16日
整形靴の技術工房を上郡町で開業した夫婦が赤穂市内で「足と靴のお悩み相談会」を定期的に開催している。さまざまな足のトラブルや疾患に即した靴や中敷きを製作する「整形靴」の技術と、爪や魚の目をケアする施術で利用者から好評という。
上郡町上郡の杉村圭一朗さん(43)と美幸さん(38)夫妻は、ともに国内唯一の整形靴科がある神戸医療福祉専門学校を卒業し、ドイツ人整形靴マイスターが経営する千葉県内の専門店で7年間修行。昨年6月に同町に移住し、「上郡整形靴テクニカルサービスharuku」をオープンした。
靴や中敷きを加工するための機器や工具を積んだ移動工房車で出張。カウンセリングで足のトラブルの状態や原因を丁寧に説明し、利用者にとって最適な靴や中敷きを提案する。
2人とも整形靴を製作する技術者で、美幸さんはドイツ式フットケアの専門資格を持ち、足の悩みに多い足裏のタコや魚の目、爪の手入れも行う。
既製靴の加工・調整は8800円から。中敷きは7700円から(加工代含む)=価格はいずれも両足分=。中敷きは当日渡しが可能で、長年の悩みがその場で解決することもあるという。関節リウマチによる足の痛みで歩きづらくなっていた女性からは「これでまた友達と一緒に旅行に行ける」と喜ばれ、重度の魚の目がある利用者からは2足目の注文があった。料理人や看護師など立ち仕事の多い仕事の人が履くシューズや工事現場で働く人の安全靴などにも製作が可能。「中敷きが入るスペースさえあれば改善を提案できる」という。
店名は「晴れやかに歩くお手伝いをしたい」との思いから考えた。移動工房車による整形靴の出張サービスは「おそらく日本で初めて」という。2人は「まだまだ日本では馴染みのない『整形靴』ですが、足や靴で困っている方の一助になれれば」と話す。
相談会(予約優先。カウンセリング無料)は毎月第2・第4火曜日の午前9時半〜午後5時に加里屋まちづくり会館で実施。毎週月・土と第2・第4日曜日、第3金曜日は上郡町内で開いている。出張料2200円(上郡町内1100円)で利用者宅への訪問も可。Tel080・2377・1822。
掲載紙面(PDF):
2022年7月16日号(2470号) 4面 (10,721,393byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「足と靴のお悩み相談会」が好評の「上郡整形靴テクニカルサービスharuku」の杉村圭一朗さん・美幸さん夫妻
上郡町上郡の杉村圭一朗さん(43)と美幸さん(38)夫妻は、ともに国内唯一の整形靴科がある神戸医療福祉専門学校を卒業し、ドイツ人整形靴マイスターが経営する千葉県内の専門店で7年間修行。昨年6月に同町に移住し、「上郡整形靴テクニカルサービスharuku」をオープンした。
靴や中敷きを加工するための機器や工具を積んだ移動工房車で出張。カウンセリングで足のトラブルの状態や原因を丁寧に説明し、利用者にとって最適な靴や中敷きを提案する。
2人とも整形靴を製作する技術者で、美幸さんはドイツ式フットケアの専門資格を持ち、足の悩みに多い足裏のタコや魚の目、爪の手入れも行う。
既製靴の加工・調整は8800円から。中敷きは7700円から(加工代含む)=価格はいずれも両足分=。中敷きは当日渡しが可能で、長年の悩みがその場で解決することもあるという。関節リウマチによる足の痛みで歩きづらくなっていた女性からは「これでまた友達と一緒に旅行に行ける」と喜ばれ、重度の魚の目がある利用者からは2足目の注文があった。料理人や看護師など立ち仕事の多い仕事の人が履くシューズや工事現場で働く人の安全靴などにも製作が可能。「中敷きが入るスペースさえあれば改善を提案できる」という。
店名は「晴れやかに歩くお手伝いをしたい」との思いから考えた。移動工房車による整形靴の出張サービスは「おそらく日本で初めて」という。2人は「まだまだ日本では馴染みのない『整形靴』ですが、足や靴で困っている方の一助になれれば」と話す。
相談会(予約優先。カウンセリング無料)は毎月第2・第4火曜日の午前9時半〜午後5時に加里屋まちづくり会館で実施。毎週月・土と第2・第4日曜日、第3金曜日は上郡町内で開いている。出張料2200円(上郡町内1100円)で利用者宅への訪問も可。Tel080・2377・1822。
足の骨格模型も使って説明するカウンセリング
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年7月16日号(2470号) 4面 (10,721,393byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 商業・経済 ]
買い物にはマイバッグ持参を 10日からレジ袋有料化スタート 商工会議所の無料相談会 商工会議所の会費19年ぶりアップ [ 商業・経済 ] 2009年02月28日24番目の観光大使に「T.H.E STORY(ザ・ストーリー)」 [ 商業・経済 ] 2009年02月23日相生産生カキを「坂越産」と表示 赤穂でもプレミアム商品券発行へ [ 商業・経済 ] 2009年02月17日哲学者・梅原猛さんら「赤穂観光大使」に [ 商業・経済 ] 2009年02月09日市内各地から軽トラで新鮮野菜 [ 商業・経済 ] 2009年02月05日“百万石の城下町”に「おいであそばせ」 [ 商業・経済 ] 2009年02月05日鮮魚販売協同組合 新組合長に清原氏 [ 商業・経済 ] 2009年02月01日ノートパソコン27台 赤穂市に寄贈 古代米をピザ生地に加工して県知事賞 「海の深層水は便秘に有用」学会で発表 19年度観光客、3年ぶり減少
コメントを書く