JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作
2022年08月13日
有年横尾のJR有年駅構内にある展示ケースに埴輪の絵がかかっている。作者は同駅の近くに暮らし、絵画が趣味だった故堂本隆也さんだ。
妻のたみ子さんによると、隆也さんは姫路市内の機械設計会社役員を定年退職した後、趣味としてアクリル画を描き始めた。風景も描いたが、若いころから考古学に関心を持ち、古墳めぐりも楽しんだ隆也さんが最も多くモチーフとしたのが埴輪だった。
隆也さんは2019年の赤穂市美術展で初出品で文化協会賞を受賞したが、コンクールに応募したのはそれが最初で最後。他に作品を展示する機会のないまま、今年4月に86歳で亡くなった。家族で遺作を整理する中、「古墳めぐりに訪れる観光客も多い有年駅に埴輪の絵を掛けさせてもらったら」と考えたという。
市美術展の彫塑工芸の部で市長賞を3度受賞している長男の理人(まさと)さん(58)=北野中=がつくった備前焼も並べた。生前に父子の作品を一緒に展示する機会はなかったといい、「きっと主人も喜んでくれていると思います」とたみ子さん。1か月ごとに作品を入れ替えながら今年11月末ごろまで展示する予定だ。
掲載紙面(PDF):
2022年8月13日号(2473号) 2面 (5,877,624byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
故堂本隆也さんの遺作をJR有年駅に展示した妻のたみ子さんと長男の理人さん
妻のたみ子さんによると、隆也さんは姫路市内の機械設計会社役員を定年退職した後、趣味としてアクリル画を描き始めた。風景も描いたが、若いころから考古学に関心を持ち、古墳めぐりも楽しんだ隆也さんが最も多くモチーフとしたのが埴輪だった。
隆也さんは2019年の赤穂市美術展で初出品で文化協会賞を受賞したが、コンクールに応募したのはそれが最初で最後。他に作品を展示する機会のないまま、今年4月に86歳で亡くなった。家族で遺作を整理する中、「古墳めぐりに訪れる観光客も多い有年駅に埴輪の絵を掛けさせてもらったら」と考えたという。
市美術展の彫塑工芸の部で市長賞を3度受賞している長男の理人(まさと)さん(58)=北野中=がつくった備前焼も並べた。生前に父子の作品を一緒に展示する機会はなかったといい、「きっと主人も喜んでくれていると思います」とたみ子さん。1か月ごとに作品を入れ替えながら今年11月末ごろまで展示する予定だ。
在りし日の堂本隆也さん
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年8月13日号(2473号) 2面 (5,877,624byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「手づくり郷土賞グランプリ」にノミネート 有年公民館もふるさと講座 [ 文化・歴史 ] 2018年01月26日ふるさと文化講座の受講者募集 姫路市美術展 米谷勝利さんに市教育委員会賞 [ 文化・歴史 ] 2018年01月23日さなぎ観察調査で初の研究例 [ 文化・歴史 ] 2018年01月20日「温もり感じて」昭和のくらし展 [ 文化・歴史 ] 2018年01月12日遺物に見る開戦間近の赤穂 [ 文化・歴史 ] 2018年01月11日市民ミュージカルへオーディション [ 文化・歴史 ] 2018年01月10日赤穂緞通の現代作家ら一堂ギャラリー 希少なビートルズ限定盤公開 ホテルロビーでクラシック演奏会 [ 文化・歴史 ] 2017年12月18日東有年に前方後円墳 赤穂で初 [ 文化・歴史 ] 2017年12月16日児童合唱団 イブに定期演奏会 浅野陣屋「株式会社で活用」提案 [ 文化・歴史 ] 2017年12月15日第47回義士祭奉賛学童書道展の入賞者
コメントを書く