「若いうちに本物の芸術を」中学生を劇場に招待
2023年06月20日
演劇の面白さを実感してもらおうと、兵庫県立ピッコロ劇団が中学生を劇場に招待する「ピッコロわくわくステージ」が中広の赤穂化成ハーモニーホールでこのほどあり、赤穂市内中学校の全生徒約1100人が舞台を鑑賞した。
ピッコロわくわくステージは演劇鑑賞を通じて生徒たちの豊かな心を育もうと2010年度に始まった事業で、赤穂市では初開催。大ホールで「森のなかの海賊船〜こそあどの森の物語〜」(岡田淳原作)を上演した。
100年前に海賊が隠した宝を探そうとする登場人物たちによる物語。海賊船に見立ててステージ上に組まれた楕円形の舞台装置は演出効果によって登場人物の家や劇中劇のステージに変化し、生徒たちはスピーディーな場面転換の中繰り広げられる歌ありダンスありの躍動感あふれる音楽劇に見入った。
終演後には、演出を担当した平井久美子さんが演出の工夫やねらいを解説したほか、衣裳や照明、音響など裏方スタッフの役割を紹介した。赤穂中3年の荒嶽美琴(あらたけ・みこと)さん(14)は「演劇がどのように作られているのか知ることができて興味がわきました」。事業を誘致した赤穂市文化とみどり財団の藤池俊理事長(76)は「なるべく早い年代に本物の芸術に触れることが感性を磨くことにつながる。これからも機会を提供できれば」と話した。
演出家による舞台解説もあった「ピッコロわくわくステージ」
ピッコロわくわくステージは演劇鑑賞を通じて生徒たちの豊かな心を育もうと2010年度に始まった事業で、赤穂市では初開催。大ホールで「森のなかの海賊船〜こそあどの森の物語〜」(岡田淳原作)を上演した。
100年前に海賊が隠した宝を探そうとする登場人物たちによる物語。海賊船に見立ててステージ上に組まれた楕円形の舞台装置は演出効果によって登場人物の家や劇中劇のステージに変化し、生徒たちはスピーディーな場面転換の中繰り広げられる歌ありダンスありの躍動感あふれる音楽劇に見入った。
終演後には、演出を担当した平井久美子さんが演出の工夫やねらいを解説したほか、衣裳や照明、音響など裏方スタッフの役割を紹介した。赤穂中3年の荒嶽美琴(あらたけ・みこと)さん(14)は「演劇がどのように作られているのか知ることができて興味がわきました」。事業を誘致した赤穂市文化とみどり財団の藤池俊理事長(76)は「なるべく早い年代に本物の芸術に触れることが感性を磨くことにつながる。これからも機会を提供できれば」と話した。
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
スーパー能「世阿弥」公演迫る 森家ゆかりの本源寺 国重文へ [ 文化・歴史 ] 2013年07月02日勾玉作りなど特別体験教室 10月開催 ル・ポン国際音楽祭 復活して10年「お田植祭」 [ 文化・歴史 ] 2013年06月24日「絵画を楽しむ会」ギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月24日華やかに「乾杯」30回目の定演 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日文様に感動、雲火焼の作陶体験 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日赤松氏一族の歴史を学ぶ 「塩田案内人」受講者10人募集 夏休み子ども茶道教室 鳥井の「曳きとんど」29年ぶり復活へ [ 文化・歴史 ] 2013年06月18日「感謝」テーマに千種会書展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月16日早乙女が「お田植祭」 コンセル・ヌーボの第30回定演
コメントを書く