第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作
2023年11月03日
【短歌の部】(出品点数32首)
《市長賞》
風通るところの音色高くして風鈴寺の暑さ連れ去る
高見 幸恵 (三樋町)
《議長賞》
張り替えし障子に秋の陽の射して穏やかなりし夫の年忌迎う
鶴亀佐知子 (尾 崎)
《教育委員会賞》
一つ空に入道雲と鰯雲季節は重なり合いつつ変わる
箱根 知子 (加里屋南)
《文化協会賞》
墓参りの帰路にあまたの赤トンボこの指止まれ父さん母さん
小川 恵 (坂 越)
《奨励賞》
猛暑日に青き桔梗を瓶にさし冷房つけて秋を迎える
川崎 徹 (山手町)
【俳句・募集の部】(出句数280句)
《市長賞》
ふるさとは大き揺り籠青田波
武本 敬子 (南宮町)
《議長賞》
卒寿にも新学期ある四月かな
土佐 善行 (清水町)
《教育委員会賞》
次に出す世こそ良けれと雛納む
矢野 君子 (松原町)
《文化協会賞》
草ロール白く耀ふ冬初め
三木 洋子 (新 田)
《奨励賞》
人生は今年も乾杯除夜の鐘
松本 松枝 (鷏 和)
この足で今日も歩いて福寿草
中川喜久子 (西有年)
而立の子ひとり加はる野焼かな
山野萬壽代 (尾 崎)
まだ出来る自信戻りて風涼し
山根 光子 (木 津)
【俳句・句会の部】(出句数150句)
《市長賞》
生きるとは又逢えること小鳥来る
白井貴佐子 (尾 崎)
《議長賞》
秋声や義士の遺品の琴の爪
釜谷ゆき子 (真 殿)
《教育委員会賞》
矢狭間抜け丸や四角に秋の声
平井 朝子 (元塩町)
《文化協会賞》
宍道湖の黒子のやうに鴨一羽
小島 愛子 (塩 屋)
《奨励賞》
名月や遺影の夫と庭に出て
宮崎 和子 (塩 屋)
流れ星撃たれし鹿の眠る山
廣村 鈴美 (大 町)
一畝を鍬打つ力敬老日
折方久美子 (木 津)
近道を急ぐ自転車草紅葉
矢野 庸子 (中浜町)
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
「もう一つの忠臣蔵」歴博で特別展 [ 文化・歴史 ] 2017年11月18日藩校「博文館」の遺構発掘 18日に現地説明 [ 文化・歴史 ] 2017年11月11日国境石探訪ツアー参加者募集 国名勝「田淵庭園」3年ぶり公開へ [ 文化・歴史 ] 2017年11月11日兵庫ゆかりの名僧墨跡30点 [ 文化・歴史 ] 2017年11月10日川柳赤穂吟社 創立5周年大会 [ 文化・歴史 ] 2017年11月06日忠臣蔵映画化へ準備会立ち上げ [ 文化・歴史 ] 2017年11月03日29年度市文化・スポーツ賞に1団体28人 第56回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞者 [ 文化・歴史 ] 2017年11月01日日展で4年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2017年10月31日22日「邦楽の祭典」赤穂で9年ぶり 市民ミュージカル出演者募集 キャンバスの会 20日から会員展 [ 文化・歴史 ] 2017年10月14日日本の思想と信仰テーマに歴史文学講座 コールドロンの地形 3D模型で [ 文化・歴史 ] 2017年10月13日
コメントを書く