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「第1回」は明治33年 赤穂義士祭は今年で120回
2023年12月05日
今年で第120回となる「赤穂義士祭」は12月14日(木)、赤穂市内一帯で開催。本懐を遂げた四十七士を再現する義士行列、忠臣蔵名場面を再現した山車などが赤穂城から市街地を約600メートルをパレード。元禄絵巻を繰り広げる。
赤穂義士祭は、主君・浅野内匠頭の無念を晴らそうと吉良邸に討ち入った大石内蔵助以下47人の赤穂藩士を追慕する趣旨がある。資料によると、明治4年(1871)に花岳寺を拠点に「慕義講」が始まり、明治33年(1900)に「大石遺跡保存会」が発足。この年に祭りの原型が始まったとされ、第1回に数えている。
昭和2年(1927)に地方青年団、その5年後には旧制赤穂中学の生徒による義士行列が行われた。終戦から4年間は復讐や仇討ちに関する芝居や映画の上演を禁止したGHQの規制で行われず、同24年(1949)に再開。その4年後に「赤穂義士祭奉賛会」が発足し、今日まで行事を主催している。コロナ禍の2020年はパレードは自粛したものの義士追慕の祭典と法要は行われた。
今年は午前10時半から義士墓所がある加里屋の花岳寺で法要を営み、同11時半からは四十七士をまつる上仮屋の赤穂大石神社で祭典を行う。忠臣蔵パレードはゴール地点の「いきつぎ広場」観覧席前で午前10時に原小学校の和太鼓と赤穂高校吹奏楽部の演奏でオープニング。10時半過ぎに赤穂城大手門前から出発する。こども義士行列、お姫様姿の第37代赤穂義士娘が人力車に乗って進む「義士娘人力道中」、忠臣蔵ゆかりの人物に扮した「義士伝行列」などが続き、トリを飾る義士行列は午後2時20分ごろスタート。俳優で歌手の中村雅俊さんが昨年に続いて内蔵助役で特別出演し、午後3時ごろまでに観覧席前で勝ちどきをあげる。
コースの3か所に放送席を設け、それぞれパレードの様子をアナウンス。観覧席前放送席では講談師の旭堂南龍さんが実況する。
上仮屋の赤穂城跡では武家屋敷公園で午前10時〜午後4時に忠臣蔵ゆかりの市町と近隣市町の「忠臣蔵交流物産市」を開催。二之丸庭園では午前10時〜午後3時に池泉を手漕ぎ和船で巡る屋形船遊覧(中学生以上200円、小学生50円、小学生未満無料)あり。
当日はパレードコースと周辺が午前9時から午後5時半まで通行規制。千種川河川敷に臨時駐車場を設ける。JR播州赤穂駅で車いすの無料レンタルあり。問合せは赤穂義士祭奉賛会事務局Tel43・6839(市観光課)。
義士行列の役柄と出演者は次のみなさん。かっこ内は住所または所属。表記のない人は高雄地区自治会連合会の出演者。敬称略。義士の名は主催者発表の記載のまま。
〔表門隊〕
▽大石内蔵助=中村雅俊(特別出演)
▽小野寺幸右衛門=溝田泰司
▽神崎与五郎=室井正弘
▽間重治郎=尾崎治男
▽間瀬久太夫=高岸光芳
▽原惣右衛門=石戸睦也
▽堀部弥兵衛=本家敬史
▽片岡源五右衛門=片岡宏一(千葉県)
▽冨森助右衛門=真藤健次(赤穂市)
▽近松勘六=新倉英昭
▽奥田孫太夫=千本隆(兵庫県)
▽早水藤左衛門=井上尚哉(赤穂市)
▽大高源五=松永昌治
▽矢田五郎右衛門=尼子泰裕
▽岡嶋八十右衛門=平井雄三
▽村松喜兵衛=小川宏二
▽武林唯七=竹林伸夫(赤穂市)
▽勝田新左衛門=小谷哲郎
▽貝賀弥左衛門=河東孔一
▽吉田沢右衛門=室井昇
▽岡野金右衛門=片山迅風(京都府)
▽横川勘平=桶口博生
▽矢頭右衛門七=山本色隼(赤穂高校)
〔裏門隊〕
▽大石主税=高橋海音(赤穂高校)
▽吉田忠左衛門=山本稔
▽間喜兵衛=赤城充
▽小野寺十内=安原浩一(赤穂市)
▽潮田又之丞=池田大介(兵庫県)
▽堀部安兵衛=河野眞毅
▽礒貝十郎左衛門=釜増誠
▽赤埴源蔵=松本秀則(赤穂市)
▽大石瀬左衛門=加藤忠義
▽木村岡右衛門=藤井宏昭
▽菅谷半之丞=河原宰次
▽中村勘助=中尾篤史(兵庫県)
▽不破数右衛門=福井祐一
▽千馬三郎兵衛=西本純
▽前原伊助=松原崇晃
▽倉橋伝助=片山茂樹(京都府)
▽三村次郎左衛門=西村淳一
▽奥田貞右衛門=谷口聡(赤穂市)
▽茅野和助=岡本正光
▽杉野十平次=前田達行
▽間新六=竹内貴記
▽村松三太夫=松井貴博
▽寺坂吉右衛門=能野克彦
▽間瀬孫九郎=木下茂典
掲載紙面(PDF):
2023年12月9日号(2533号) 1面 (5,177,726byte)
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第120回赤穂義士祭のPRポスター
赤穂義士祭は、主君・浅野内匠頭の無念を晴らそうと吉良邸に討ち入った大石内蔵助以下47人の赤穂藩士を追慕する趣旨がある。資料によると、明治4年(1871)に花岳寺を拠点に「慕義講」が始まり、明治33年(1900)に「大石遺跡保存会」が発足。この年に祭りの原型が始まったとされ、第1回に数えている。
昭和2年(1927)に地方青年団、その5年後には旧制赤穂中学の生徒による義士行列が行われた。終戦から4年間は復讐や仇討ちに関する芝居や映画の上演を禁止したGHQの規制で行われず、同24年(1949)に再開。その4年後に「赤穂義士祭奉賛会」が発足し、今日まで行事を主催している。コロナ禍の2020年はパレードは自粛したものの義士追慕の祭典と法要は行われた。
今年は午前10時半から義士墓所がある加里屋の花岳寺で法要を営み、同11時半からは四十七士をまつる上仮屋の赤穂大石神社で祭典を行う。忠臣蔵パレードはゴール地点の「いきつぎ広場」観覧席前で午前10時に原小学校の和太鼓と赤穂高校吹奏楽部の演奏でオープニング。10時半過ぎに赤穂城大手門前から出発する。こども義士行列、お姫様姿の第37代赤穂義士娘が人力車に乗って進む「義士娘人力道中」、忠臣蔵ゆかりの人物に扮した「義士伝行列」などが続き、トリを飾る義士行列は午後2時20分ごろスタート。俳優で歌手の中村雅俊さんが昨年に続いて内蔵助役で特別出演し、午後3時ごろまでに観覧席前で勝ちどきをあげる。
コースの3か所に放送席を設け、それぞれパレードの様子をアナウンス。観覧席前放送席では講談師の旭堂南龍さんが実況する。
上仮屋の赤穂城跡では武家屋敷公園で午前10時〜午後4時に忠臣蔵ゆかりの市町と近隣市町の「忠臣蔵交流物産市」を開催。二之丸庭園では午前10時〜午後3時に池泉を手漕ぎ和船で巡る屋形船遊覧(中学生以上200円、小学生50円、小学生未満無料)あり。
当日はパレードコースと周辺が午前9時から午後5時半まで通行規制。千種川河川敷に臨時駐車場を設ける。JR播州赤穂駅で車いすの無料レンタルあり。問合せは赤穂義士祭奉賛会事務局Tel43・6839(市観光課)。
義士行列の役柄と出演者は次のみなさん。かっこ内は住所または所属。表記のない人は高雄地区自治会連合会の出演者。敬称略。義士の名は主催者発表の記載のまま。
〔表門隊〕
▽大石内蔵助=中村雅俊(特別出演)
▽小野寺幸右衛門=溝田泰司
▽神崎与五郎=室井正弘
▽間重治郎=尾崎治男
▽間瀬久太夫=高岸光芳
▽原惣右衛門=石戸睦也
▽堀部弥兵衛=本家敬史
▽片岡源五右衛門=片岡宏一(千葉県)
▽冨森助右衛門=真藤健次(赤穂市)
▽近松勘六=新倉英昭
▽奥田孫太夫=千本隆(兵庫県)
▽早水藤左衛門=井上尚哉(赤穂市)
▽大高源五=松永昌治
▽矢田五郎右衛門=尼子泰裕
▽岡嶋八十右衛門=平井雄三
▽村松喜兵衛=小川宏二
▽武林唯七=竹林伸夫(赤穂市)
▽勝田新左衛門=小谷哲郎
▽貝賀弥左衛門=河東孔一
▽吉田沢右衛門=室井昇
▽岡野金右衛門=片山迅風(京都府)
▽横川勘平=桶口博生
▽矢頭右衛門七=山本色隼(赤穂高校)
〔裏門隊〕
▽大石主税=高橋海音(赤穂高校)
▽吉田忠左衛門=山本稔
▽間喜兵衛=赤城充
▽小野寺十内=安原浩一(赤穂市)
▽潮田又之丞=池田大介(兵庫県)
▽堀部安兵衛=河野眞毅
▽礒貝十郎左衛門=釜増誠
▽赤埴源蔵=松本秀則(赤穂市)
▽大石瀬左衛門=加藤忠義
▽木村岡右衛門=藤井宏昭
▽菅谷半之丞=河原宰次
▽中村勘助=中尾篤史(兵庫県)
▽不破数右衛門=福井祐一
▽千馬三郎兵衛=西本純
▽前原伊助=松原崇晃
▽倉橋伝助=片山茂樹(京都府)
▽三村次郎左衛門=西村淳一
▽奥田貞右衛門=谷口聡(赤穂市)
▽茅野和助=岡本正光
▽杉野十平次=前田達行
▽間新六=竹内貴記
▽村松三太夫=松井貴博
▽寺坂吉右衛門=能野克彦
▽間瀬孫九郎=木下茂典
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2023年12月9日号(2533号) 1面 (5,177,726byte)
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