新学校給食センター 来月中旬から建設着工
2024年06月22日
赤穂市が来年9月の運用開始を目指して移転新築する新学校給食センターの建設工事概要が19日に公表された。
食品安全に配慮した施設設計やアレルギー対応食の調理可能な設備を整え、「将来にわたって安全で安心な学校給食を継続的に提供できる施設整備を目指す」(同センター)としている。
概要書によると、浜市の約6500平方メートルの敷地に鉄骨造り2階建ての給食センター棟をはじめ車庫、備蓄倉庫などを建設する。給食センター棟の延床面積は約2400平方メートルで、食材の入荷から下処理、調理、配送まで後戻りせず一方通行で進められる動線とし、交差汚染が起きない仕組み。配送車に積み込むプラットホームは搬出口にトラックの荷台を密着できるドックシェルター型で外部から虫やほこりなどを入り込ませない構造になる。
最大4600食の調理が可能。アレルギー対応食は専用の調理室と洗浄ラインを設け、卵と牛乳の2種類に対応する(提供開始は2026年度からの見込み)。新たに蒸気で食材を加熱するスチームコンベクションオーブンを導入し、「調理できるメニューの幅が広がり、よりおいしい給食を提供できる」という。自動化による省力化で職員の労働環境改善を図る。
センターによると、新センターへ接続する市道の拡幅に必要な用地取得は、難航していた地権者との交渉がまとまり、18日に売買契約を締結できたという。6月28日に地元自治会を対象に建設工事説明会を開き、7月中旬から工事をスタートする予定。現場ではすでに土地の造成に取りかかっており、「工程を調整すれば来年9月の運用開始に間に合う」という。
建設工事は公募型プロポーザル方式で選定された阿比野建設(姫路市)を代表企業とするグループが請け負う。契約金額26億7080万円(基本計画策定費、地質調査費、用地取得費など除く)は折からの物価高騰の影響もあり、今後増額になる見通しだ。
掲載紙面(PDF):
2024年6月22日号(2556号) 1面 (6,777,155byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
食品安全に配慮した施設設計やアレルギー対応食の調理可能な設備を整え、「将来にわたって安全で安心な学校給食を継続的に提供できる施設整備を目指す」(同センター)としている。
概要書によると、浜市の約6500平方メートルの敷地に鉄骨造り2階建ての給食センター棟をはじめ車庫、備蓄倉庫などを建設する。給食センター棟の延床面積は約2400平方メートルで、食材の入荷から下処理、調理、配送まで後戻りせず一方通行で進められる動線とし、交差汚染が起きない仕組み。配送車に積み込むプラットホームは搬出口にトラックの荷台を密着できるドックシェルター型で外部から虫やほこりなどを入り込ませない構造になる。
最大4600食の調理が可能。アレルギー対応食は専用の調理室と洗浄ラインを設け、卵と牛乳の2種類に対応する(提供開始は2026年度からの見込み)。新たに蒸気で食材を加熱するスチームコンベクションオーブンを導入し、「調理できるメニューの幅が広がり、よりおいしい給食を提供できる」という。自動化による省力化で職員の労働環境改善を図る。
センターによると、新センターへ接続する市道の拡幅に必要な用地取得は、難航していた地権者との交渉がまとまり、18日に売買契約を締結できたという。6月28日に地元自治会を対象に建設工事説明会を開き、7月中旬から工事をスタートする予定。現場ではすでに土地の造成に取りかかっており、「工程を調整すれば来年9月の運用開始に間に合う」という。
建設工事は公募型プロポーザル方式で選定された阿比野建設(姫路市)を代表企業とするグループが請け負う。契約金額26億7080万円(基本計画策定費、地質調査費、用地取得費など除く)は折からの物価高騰の影響もあり、今後増額になる見通しだ。
来年9月の運用開始を目指す新学校給食センターの完成予想図
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年6月22日号(2556号) 1面 (6,777,155byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
電力も地産地消へシフト [ 社会 ] 2012年05月15日津波からの避難場所を考える [ 社会 ] 2012年05月13日砂浜にぬかるみ、立ち入り禁止 [ 社会 ] 2012年05月12日スーパーでも「広報あこう」 [ 社会 ] 2012年05月11日震災がれき「受け入れ不可」と判断 [ 社会 ] 2012年05月10日坂越のみこしで石巻の子ら笑顔 堀部安兵衛のふるさとへ赤穂から“助太刀” [ 社会 ] 2012年05月09日商議所青年部会長に宮本氏 [ 社会 ] 2012年05月03日地域運動会で防災レース [ 社会 ] 2012年05月02日出る杭大会で赤穂の2団体入賞 [ 社会 ] 2012年05月01日息のむ恐さ、誓教寺の地獄絵 [ 社会 ] 2012年05月01日元消防分団長の粟井さんに瑞宝単光章 [ 社会 ] 2012年04月29日酪農家の丸尾さんに黄綬褒章 [ 社会 ] 2012年04月28日介護施設に“教室”再現「おとなの学校」 [ 社会 ] 2012年04月28日原発から自然エネルギーへ [ 社会 ] 2012年04月28日
コメントを書く