第１２１回赤穂義士祭（１２月１４日）のクライマックスを飾る義士行列の大石内蔵助役に俳優の内藤剛志さん（６９）が出演することが決まった。主催の赤穂義士祭奉賛会は行列に出演する４７人のうち６人を一般公募する。

　赤穂義士祭は、元禄赤穂事件の吉良邸討ち入りにちなみ、毎年１２月１４日に開催。義士行列は討ち入り装束を着けた４７人が行進し、本懐を遂げて引き上げる四十七士の姿を再現するもので、祭りのメインとなる忠臣蔵パレードを締めくくる。２０１３年から義士を率いる内蔵助役に芸能人を起用しており、これまでに松平健さん、高橋英樹さんなどが出演してきた。

　内藤さんはテレビドラマや映画を中心に芸能活動。最近では「警視庁・捜査一課長」の主演で人気を博している。忠臣蔵関係の作品では２０１２年にテレビ東京系で放送された「忠臣蔵～その義その愛」に上杉家の家老役で出演した。内蔵助役の決定を受け、「義士たちが示した忠誠心、勇気、誇りは、現代においても何ら色褪せることなく、非常に大事なことだと感じております。このようなお祭りにお声掛けいただき、心より嬉しく思っております」などとコメントを寄せた。

　義士行列出演者の一般公募は今年１２月１日時点で満２０歳以上の男性で、約６００メートルのパレードコースを自力で歩けることなどを条件に１０月１１日必着で募集する。問い合わせは奉賛会事務局Tel０７９１・４３・６８３９。

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2024年8月31日号(2565号) 1面 (6,150,246byte)
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