新型インフルエンザQ&A
2009年05月20日
感染が拡大し、社会に不安を与えている新型インフルエンザ。読者から寄せられた主な疑問について、赤穂健康福祉事務所の監修で一問一答形式でまとめた。
Q.新型インフルエンザはどんな病気?
A.新型インフルエンザは、もともとトリやブタが持っていたウイルスで、人間は免疫を持っていないため、通常の季節性インフルエンザに比べると感染が拡大しやすくなります。症状は季節性インフルエンザと似ており、病原性は低く、抗インフルエンザウイルス薬で治療できます。噂に惑わされず、正しい情報を得て冷静に行動しましょう。
Q.どうしたら予防できますか?
A.十分な睡眠と栄養で体調を整えて抵抗力をつけ、 必要のない外出は控えましょう。手洗いやうがいの励行、飛沫感染予防のためのマスク着用を心がけましょう。ウイルスに接触しないことが大切です。インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、加湿器などを使って室内を適度な湿度に保つのも有効です。
Q.マスクや消毒液などが売り切れて手に入りません。
A.消毒液はアルコールが望ましいですが、なくても石けんで手洗いすることで防げます。
Q.発熱しましたが、どのように対処すればよいですか?
A.発熱・咳・全身痛などインフルエンザのような症状が出たら、直接病院に行くのではなく、発熱相談窓口(赤穂健康福祉事務所Tel43・2321)に電話で問合せてください。そして、必要に応じて相談窓口が勧める医療機関で受診してください。受診の際は、必ずマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けましょう。なお、この手順は流行状況により、変わることがありますので、赤穂健康福祉事務所の指示に従ってください。
Q.感染した場合、どこで治療を受けられるのでしょうか?
A.国の対策ガイドラインでは、発生初期から感染拡大期までは、指定医療機関で治療します。まん延期へ移行すると、入院の必要があると判断される重症患者のみ受け入れ医療機関に転送し、それ以外は原則として自宅療養とする方針です。治療方法は通常のインフルエンザと同様で、抗インフルエンザ薬を投薬します。兵庫県は現時点で45万8000人分のタミフルを備蓄しており、さらに追加調達に取り組んでいます。
Q.自宅療養する場合、どのような点に注意すればよいですか?
A.患者はマスクを着用して咳エチケットなどを心がけ、なるべく家族と別室で静養してください。また、患者の家族は、患者からの二次感染を防ぐよう、手洗い・うがい等を励行し、マスクを着用しましょう。患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗剤による洗浄と乾燥で消毒できます。
Q.ウイルスが強毒性に変異することはないのでしょうか?
A.いまの状況では、新型インフルエンザは季節性のインフルエンザの症状に似ているので弱毒性といわれていますが、ウイルスは変異することもありますので明確なことは言えません。もし、強毒性に変異したとしても、マスク着用、手洗いなどの予防方法は季節性インフルエンザと同じです。
関連サイト:
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掲載紙面(PDF):
2009年5月23日(1848号) 1面 (7,795,603byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
Q.新型インフルエンザはどんな病気?
A.新型インフルエンザは、もともとトリやブタが持っていたウイルスで、人間は免疫を持っていないため、通常の季節性インフルエンザに比べると感染が拡大しやすくなります。症状は季節性インフルエンザと似ており、病原性は低く、抗インフルエンザウイルス薬で治療できます。噂に惑わされず、正しい情報を得て冷静に行動しましょう。
Q.どうしたら予防できますか?
A.十分な睡眠と栄養で体調を整えて抵抗力をつけ、 必要のない外出は控えましょう。手洗いやうがいの励行、飛沫感染予防のためのマスク着用を心がけましょう。ウイルスに接触しないことが大切です。インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、加湿器などを使って室内を適度な湿度に保つのも有効です。
Q.マスクや消毒液などが売り切れて手に入りません。
A.消毒液はアルコールが望ましいですが、なくても石けんで手洗いすることで防げます。
Q.発熱しましたが、どのように対処すればよいですか?
A.発熱・咳・全身痛などインフルエンザのような症状が出たら、直接病院に行くのではなく、発熱相談窓口(赤穂健康福祉事務所Tel43・2321)に電話で問合せてください。そして、必要に応じて相談窓口が勧める医療機関で受診してください。受診の際は、必ずマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けましょう。なお、この手順は流行状況により、変わることがありますので、赤穂健康福祉事務所の指示に従ってください。
Q.感染した場合、どこで治療を受けられるのでしょうか?
A.国の対策ガイドラインでは、発生初期から感染拡大期までは、指定医療機関で治療します。まん延期へ移行すると、入院の必要があると判断される重症患者のみ受け入れ医療機関に転送し、それ以外は原則として自宅療養とする方針です。治療方法は通常のインフルエンザと同様で、抗インフルエンザ薬を投薬します。兵庫県は現時点で45万8000人分のタミフルを備蓄しており、さらに追加調達に取り組んでいます。
Q.自宅療養する場合、どのような点に注意すればよいですか?
A.患者はマスクを着用して咳エチケットなどを心がけ、なるべく家族と別室で静養してください。また、患者の家族は、患者からの二次感染を防ぐよう、手洗い・うがい等を励行し、マスクを着用しましょう。患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗剤による洗浄と乾燥で消毒できます。
Q.ウイルスが強毒性に変異することはないのでしょうか?
A.いまの状況では、新型インフルエンザは季節性のインフルエンザの症状に似ているので弱毒性といわれていますが、ウイルスは変異することもありますので明確なことは言えません。もし、強毒性に変異したとしても、マスク着用、手洗いなどの予防方法は季節性インフルエンザと同じです。
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