香炉中心に備前焼展
2009年06月27日
展示品の一つ、彩色備前「諫鼓鳥香炉」
「備前の細工物〜香炉を主体に」。
備前焼は古墳時代の須恵器にルーツを持つとされる。釉薬をかけずに焼成して渋みを生む「焼き締め陶」で江戸初期に隆盛を迎えるが、次第に有田、瀬戸など新興の陶磁器に押され、香炉など細工物に活路を求めた。
企画展では各時代の作家が生き残りをかけて編み出した「彩色備前」「白備前」など約50点を紹介。一般的に知られる備前焼の特徴とは異なる技法で作られた稀少作品を見ることができる。
同館の村上節子学芸員は「技術の優秀さとすばらしさ、時代ごとの特徴や色合いの違いを見てほしい」と来館を呼びかけている。
人間国宝の金重陶陽、日展会友で白備前の復元に成功した木村玉舟らの作品も展示。7月12日(日)まで午前9時〜午後4時半。火曜休館。入館料は大人200円、小・中学生100円。Tel0869・72・9026。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年6月27日(1853号) 1面 (8,411,129byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
第55回一陽展に赤穂から3人 [ 文化・歴史 ] 2009年09月19日連作版画で描く親鸞聖人の一生 [ 文化・歴史 ] 2009年09月18日季節の草花を鉢植えで展示 [ 文化・歴史 ] 2009年09月18日電化50周年を写真で回顧 [ 文化・歴史 ] 2009年09月14日第16回市民ふれあい囲碁大会の結果 [ 文化・歴史 ] 2009年09月14日千種の苑で秋の作品展 【特別寄稿】山鹿素行のこと(上) [ 文化・歴史 ] 2009年09月12日“義士の師”を顕彰 山鹿素行全国フォーラム 19日に絵マップ公開審査会 60年ぶり船だんじり 児童らが背景画復元 坂越の風景描いた水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2009年09月04日過去から現代へ受け継がれる赤穂緞通を特集 [ 文化・歴史 ] 2009年09月03日「赤穂の民俗」在庫切れ巻をネットで公開 [ 文化・歴史 ] 2009年09月01日浴衣着て謡と仕舞の発表会 風景画モチーフ求めて来穂
コメントを書く