「バリバリの認知症」太田正博さんが講演
2009年06月27日
今年25回目を迎えた市民福祉講座が中広の総合福祉会館で27日開講。若年性アルツハイマー型認知症の太田正博さん(59)=諫早市=と主治医の菅崎弘之医師(47)=長崎市=が「認知症と明るく生きる」のテーマで講演した。
太田さんは長崎県庁に勤めていた53歳のとき、簡単な資料整理ができなくなった。上司の勧めで受診した結果、認知症と診断された。県庁は退職したが、認知症について正しい理解を広めようと、著書「私、バリバリの認知症です」を出版。全国各地を講演で巡る多忙な日々を送っている。
「特別扱いしてほしいわけではない。ただ、少し困った時にそっと手を差し延べて」と太田さん。菅崎医師は「どんな病や障害も、本人と家族の心のケアが大切。包み込むような人間関係を築いてほしい」と呼びかけた。
会場には市内外から約170人が来場。ユーモアたっぷりに講演する太田さんの話に聞き入った。
姫路市の団体職員、西村朋美さん(50)は「認知症に暗いイメージを持っていましたが偏見でした」と感想を話していた。
次回以降の日程と内容は次のとおり。いずれも市総合福祉会館3階集会室で午後1時半〜3時。
▽第2回=7月18日(土)「生きるということ〜じりつとは?」立岩真也氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
▽第3回=8月8日(土)「べてるの家から吹く風〜精神障がいをかかえる当事者とともに」向谷地生良氏(北海道医療大学看護福祉学部准教授、べてるの家理事)
掲載紙面(PDF):
2009年7月4日(1854号) 4面 (8,885,949byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
太田さんは長崎県庁に勤めていた53歳のとき、簡単な資料整理ができなくなった。上司の勧めで受診した結果、認知症と診断された。県庁は退職したが、認知症について正しい理解を広めようと、著書「私、バリバリの認知症です」を出版。全国各地を講演で巡る多忙な日々を送っている。
「特別扱いしてほしいわけではない。ただ、少し困った時にそっと手を差し延べて」と太田さん。菅崎医師は「どんな病や障害も、本人と家族の心のケアが大切。包み込むような人間関係を築いてほしい」と呼びかけた。
会場には市内外から約170人が来場。ユーモアたっぷりに講演する太田さんの話に聞き入った。
姫路市の団体職員、西村朋美さん(50)は「認知症に暗いイメージを持っていましたが偏見でした」と感想を話していた。
次回以降の日程と内容は次のとおり。いずれも市総合福祉会館3階集会室で午後1時半〜3時。
▽第2回=7月18日(土)「生きるということ〜じりつとは?」立岩真也氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
▽第3回=8月8日(土)「べてるの家から吹く風〜精神障がいをかかえる当事者とともに」向谷地生良氏(北海道医療大学看護福祉学部准教授、べてるの家理事)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年7月4日(1854号) 4面 (8,885,949byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
インフルエンザさらに猛威 学級閉鎖は累計10校園に 「文化財防火デー」赤穂城跡本丸門で消防訓練 [ 社会 ] 2009年01月26日市内最高齢の油キヌさん死去 [ 社会 ] 2009年01月25日市内の火災件数、2年ぶりに増加 市民会館で憲法学習会 [ 社会 ] 2009年01月23日インフルエンザ流行で学級閉鎖 燃え上がる炎に無病息災願う [ 社会 ] 2009年01月15日歳末たすけあい、目標上回る寄金 [ 社会 ] 2009年01月13日「昭和生まれ最後の世代」が成人 [ 社会 ] 2009年01月11日火災のない一年願う 市消防出初式 [ 社会 ] 2009年01月11日古代米をピザ生地に加工して県知事賞 「写真に見る赤穂今昔」山本正二さん逝去 [ 社会 ] 2009年01月10日「海の深層水は便秘に有用」学会で発表 19年度観光客、3年ぶり減少 学生が一年間の研究成果を発表 [ 社会 ] 2009年01月06日
コメントを書く