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水害でグラウンド使えず、球児らショック

 2009年08月13日 
泥に汚れた用具を水洗いする団員たち
 細野町の千種川河川敷野球場を練習場として使っている赤穂少年野球団は13日、豪雨による洪水で水没した用具倉庫の後片付けをした。
 大雨による増水を察知した保護者らは9日午後8時ごろから外に張っていたテントを倉庫に撤収。対策を取った上で現地を後にしたが、その数時間後に水かさは約1・7メートルにまで達した。
 水が引いた後、3つある倉庫のうち1つは約100メートル下流で見つかり、グラウンドは2面ともマウンド部分を残して地面がえぐられた。水圧から逃れるために網を束ねておいたバックネットは辛うじて流されずに済んだ。
 後片付けには保護者と団員約20人が集まり、倉庫からボールやトンボなどを搬出。一つ一つ手洗いし、天日に干した。
 同チームの練習場だけでなく、市内公式大会のメーン球場としても使われるグラウンド。行政の管理地のため、勝手に修復することはできないといい、平成16年の台風で同様の被害に遭ったときは、復旧に約1年かかった。
 野邑悠真主将(12)は「水の力は怖いと思った。早くここで練習や試合がしたい」と寂しそうな表情。保護者らは「子どもたちが元通りプレーできるように直してあげて」と切望していた。
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